人材確保の課題を解決へ導く!具体的な施策や成功企業15の事例を一挙紹介!
2025/12/29

「適任者が採用できない」「採用してもすぐに辞めてしまう」といった、人材確保に関する課題に直面している企業は少なくありません。少子高齢化による労働人口の減少や働き方の多様化によって、採用市場は大きく変化しています。
企業にとって人材の確保は、単に採用活動を行うだけでなく、成長戦略そのものと深く結び付いています。課題を解決するためには、採用市場や自社の現状を正しく把握し、戦略的な対策を講じることが重要です。
そこでこのページでは、企業が抱える人材確保の課題を整理し、成功している企業の事例をご紹介します。
この記事の目次
人材確保における4領域と11分野
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領域
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分野
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|---|---|
| 採用管理 | 募集 |
| 選考 | |
| 定着管理 | 配置・配属 |
| 評価・処遇 | |
| 教育訓練・能力開発 | |
| 就労条件 | 労働条件 |
| 労働環境 | |
| 人間関係 | |
| 福利厚生 | |
| 理念・価値観 | 経営理念 |
| 組織文化 |
一口に人材確保といってもその切り口は様々です。多種多様な原因や解決策が考えられるでしょう。
厚生労働省「人材確保のための雇用管理改善促進事業 人材確保に「効く」事例集」では、人材確保の課題や要因を「採用管理」、「定着管理」、「就労条件」、「理念・価値観」といった4分野に分類し、さらに4分野を11領域に分けています。
参考:厚生労働省「人材確保のための雇用管理改善促進事業 人材確保に「効く」事例集」
企業が抱える人材確保のよくある課題の一例
人材確保に悩む多くの企業では、どのような課題に直面しているでしょうか。
課題やその要因は多岐にわたりますが、ここではよくあるものに焦点を絞ってその一例をご紹介します。
<企業が抱える人材確保のよくある課題例>
求める人材に出会えない
求める人材に出会えないことは、採用活動において最も表面化しやすい課題です。市場全体で労働力が減少しているため、ただ待っているだけでは求める人材に出会うことすら難しいでしょう。求める人材に出会えない要因として考えられるものには、下記が挙げられます。
■企業が求める人材に出会えない要因の一例
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項目
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概要
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|---|---|
| 応募者不足 | 採用したいスキルや経験を持つ人材からの応募が、そもそも集まらない |
| ミスマッチ | 応募はあっても、求めるスキルや企業文化に合致しない人材が多く、選考プロセスで時間とコストを費やしてしまう |
| 採用競争の激化 | 特に専門性の高い職種やIT人材などは、競合他社との獲得競争に巻き込まれてしまう |
採用した人材が定着しない
優秀な人材を採用できたとしても、早期に離職してしまうことは大きな問題です。採用コストがかかるだけでなく、残された社員の業務負担が増加し、さらなる離職を招く負のスパイラルに陥る可能性もあります。採用した人材が定着しない主な要因は、下記のとおりです。
■採用した人材が定着しない要因の一例
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項目
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概要
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|---|---|
| 入社後のギャップ | 入社前に聞いていた情報と、実際の業務内容や職場の雰囲気に大きなギャップがあり、早期に退職を決意してしまう |
| ミスマッチ | 会社で成長できるイメージが持てず、より良い成長機会を求めて転職してしまう |
| モチベーションの低下 | 人間関係や評価制度、仕事の進め方などに不満を感じ、モチベーションを維持できない |
人材を生かしきれない
人材は確保できたものの、その能力を最大限に引き出せていないケースもあります。せっかく確保した人材も、適切に育成・活用できなければ、企業の成長にはつながりません。人材を単なる労働力としてではなく、貴重な資本として投資していく視点が企業には求められています。人材を生かしきれない主な要因は、下記のとおりです。
■人材を生かしきれない要因の一例
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項目
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概要
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|---|---|
| 配置のミスマッチ | スキルや志向に合わない部署・業務に配置され、本人の能力が発揮されない |
| 育成機会の不足 | 体系的な研修制度やOJTが整っておらず、入社後の成長が停滞してしまう |
| 業務の属人化 | 特定の社員に業務が集中し、組織全体の生産性が上がらない |
人材確保を成功させるための取り組みや施策例
必要な人材を確保できている企業の特徴を踏まえたうえで、今すぐ実行できる方法にはどのようなものがあるのでしょうか。具体的な方法について見ていきましょう。
<人材確保を成功させるための施策例>
様々な採用手法を検討する
従来の採用手法だけでなく、新しい手法を取り入れて多角的なアプローチを試みるのもおすすめです。様々な採用手法を検討することで、これまでとは異なる幅広い層の方に、自社の求人情報を届けることができるでしょう。
採用ブランディングの構築
採用ブランディングとは、企業が採用活動を通じてどのような会社でありたいかを明確にし、言語化して求職者に一貫したメッセージを届ける活動です。
どのようなスキル、志向、価値観を持つ人材を必要としているかを具体的に定義し、競合他社にはない当社で働くことで得られる特別な価値(高い専門性、自由な働き方、社会貢献性など)を明確にしたうえで、情報発信をしていきます。このプロセスを経ることで、どのような人材に何を伝えたいかが明確になり、ミスマッチの少ない採用につなげることが可能です。
採用ブランディングについて詳しくは下記のページでも解説しています。
柔軟な働き方ができる社内制度や教育制度を設ける
フレックスタイムやリモートワーク制度は、単に制度を導入するだけでなく、実際に多くの社員が無理なく利用できる運用体制まで整えることが重要です。
また、時間管理や評価制度など、柔軟な働き方に対応した制度への見直しも並行して行います。
さらに、採用した人材を確実に定着させ、活躍してもらうための土台づくりも重要です。新入社員向けに、入社直後の数週間から数カ月で、会社文化、組織構造、業務の流れを体系的に学べるオンボーディングプログラムの強化や、新入社員に歳の近い先輩社員がつき、公私にわたる悩みや相談にのるメンター制度の導入といった、教育制度やOJT体制を整えることも効果的といえるでしょう。
外部リソース(アウトソーシングや人材派遣)を活用する
採用活動には、募集要項の作成、スカウトメールの送信、書類選考、面接日程の調整など、多くの業務があります。これらをすべて自社の社員だけで行うのは、リソース的に難しいこともあるでしょう。
そのような場合は、採用業務の一部を外部人材(派遣、業務委託、フリーランスなど)に委託するのも有効です。煩雑なノンコア業務を外部に任せることで、限られた社員のリソースを、候補者の見極めや入社後のオンボーディングといった、注力すべきコア業務に集中させることができます。
また業務の効率化により、就業環境も改善され、結果として定着率の向上も期待できます。
人材確保に関連したAdeccoの活用事例
人材確保の課題解決のために、人材サービスを活用する企業も多くあります。
ここでは、Adeccoの人材サービスを活用した事例をご紹介します。
1.採用管理
弁護士法人ベリーベスト法律事務所さま ~良い人材の採用が強固な組織をつくる~【人材紹介】
「全国どこに住んでいても、高いレベルの法律サービスを届けたい」というビジョンのもと、法律事務所を多数展開されている弁護士法人ベリーベスト法律事務所さま。
事務所が急速な成長を遂げる中で、より強固な組織となり、今後さらに成長していくための良い人材の採用を目的として、Adeccoの人材紹介サービスをご活用いただいています。
無期転換がもたらす最大のメリットは現場経験者の継続活用と円滑なコミュニケーション【人材派遣】
JR東日本グループの旅行会社として旅行業や観光事業を担う、びゅうトラベルサービス様。お客さまからの多岐にわたる問い合わせに対応するコールセンターのスタッフには、豊富な知識と経験が欠かせません。現場で経験を積んできた有能な派遣社員を継続的に活用し、上質なお客さまサービスを維持するため、アデコの派遣社員の無期転換を受け入れた事例です。
【株式会社リンガーハットさま】受け入れ側の理解促進を重視し、高い定着率を維持【特定技能外国人材紹介】
全国的に知名度の高い外食チェーン店を経営する株式会社リンガーハットさまは、人材不足解消のために2023年からAdeccoの特定技能外国人材紹介を利用されています。外食産業における特定技能外国人材の紹介実績と信頼性、日本語教育など支援が充実していることが決め手となり、導入開始となりました。
同社では受け入れ側の理解促進に力を入れ、外国人材を「特別」視するのではなく、一人ひとりとのコミュニケーションを大切にし、個人として向き合う姿勢が定着率の高さにつながっています。
【トーラク株式会社さま】 ベトナム人スタッフの活躍で職場の活気と生産力が向上【特定技能外国人材紹介】
兵庫県神戸市に本社を構えるトーラク株式会社さま。Adeccoの特定技能外国人材紹介サービスを継続的にご利用いただいています。
導入開始に至った背景は、「神戸プリン」や「らくらくホイップ」などの定番商品に加え、業務用やOEM商品など製造・販売する商品のラインナップが増え、生産部門の人員を増やす必要があったことでした。
長年にわたり派遣・紹介事業を通じて築いてきたAdeccoとの信頼関係と対応力をご評価いただき、2024年1月からAdeccoのサービスを導入。これまでに10名以上のベトナム人スタッフを採用いただいています。
短期間でのオープニングスタッフの350名超の採用と550名の導入研修を実施【アウトソーシング・BPO】
テーマパークの開園にむけて採用期間が短く、かつ募集職種も16ポジションと多岐にわたっていました。また内定後の辞退者も補充しつつ、併行して内定後研修を実施することにリソースの問題も含め不安をお持ちでした。
採用サイト設計・制作・運営、募集媒体の調査・選定、広告出稿、応募者受付、書類選考、説明会運営・1次面接、クライアントが最終選考した合否結果連絡などの採用業務および導入研修を実施。結果としてテーマパーク開園に合わせて、オープン前研修を除くと2カ月という短期間で350名超の採用に成功しました。
単なるオペレーション業務の代行ではなく、“ファンづくり”を意識したワンストップ採用支援を実施【アウトソーシング・BPO】
キリングループの情報発信基地として、全国の工場見学ツアーやファクトリーショップの運営を通じ、グループ全体の広報活動に貢献する、キリンアンドコミュニケーションズ株式会社さま(以下:K&C)。その最前線として活躍するのが、各工場に所属して工場見学ツアーを行うツアーガイドです。まさに「キリングループの顔」としてお客さまに接する存在ですが、その採用は専任の担当者がおらず、各工場のスーパーバイザーが対応していました。
しかし、採用業務の負荷が大きくなり、スーパーバイザーが本業に集中できないことから、同社は採用アウトソーシングサービスの導入を決めました。サービスを導入した結果「コア業務に取り組む時間の捻出」「企業イメージの向上」「採用活動の効率化」につながっています。
2.定着管理
キャリア意識を社内に根付かせるため、独自の人材育成を考え続けるアルファテックス【研修・キャリア支援】
アルファテックスは、昨年Adecco Academyを試験的に導入し、2023年度の新入社員研修からAdecco Academyを正式に導入。その背景には、刻々と変化する社会環境に順応したいという目的がありました。
サービス導入により、DX基礎知識の習得、およびアップスキリングの重要性を改めて認識することができています。
DXのための課題解決力を育てる。白井市がeラーニングを導入した背景と効果【研修・キャリア支援】
DXを進める上での研修プログラムをどう提供していくかというお悩みがあった千葉県白井市。リテラシーだけではない、考え方も含めたプログラム内容や人材躍動化やリスキリングの必要性を強調するプログラム設計が決め手となり、Adecco Academyを導入いただきました。結果として80%以上の職員の皆さまの行動に変化が表れています。
小田急電鉄が「昔からこうだから、こう」を変えるためにやったこととは?【Adecco Academy】
鉄道運行業務に携わる社員のエンゲージメント向上が課題に対して、プログラム内容がマッチしていたことが決め手となりAdecco Academyを導入いただきました。
Adecco Academy受講をきっかけに“最初の一歩”を踏み出した社員が社内事業アイデア公募制度で審査に通過するなど、エンゲージメントの向上のきっかけにすることができました。
DX推進の原動力「内発的動機」醸成に挑む日本旅行【研修・キャリア支援】
自社で研修を実施していましたが、受講する側との意識のずれに課題感がありました。内発的動機の醸成を前提とすることや、異業種交流の場面が提供されたことで参加者の受講モチベーションを保ち、全員を取り残さない研修環境を創出していたことが決め手となり、Adecco Academyを導入いただいています。
研修の実施には対象者とテーマを明確にするという大前提に立ち返り、Adeccoとともに当社独自のリーダー層を対象とした「事業化人材研修」の企画実行に至るなど、内発的動機の醸成に向けた礎を作っていくきっかけとすることができています。
デンソー様の元アスリートがアデコと共に挑む「アスリートプログラム」【人材躍動化コンサルティング】
スポーツの第一線で活躍するアスリートたちは、競技に打ち込む日々の中で多くの時間と情熱を注ぎます。しかし、引退後のキャリアを考えたとき、新たなステージへの不安や戸惑いを抱えるのが現実です。
アスリートである時期に、競技力以外の強みに気付き、競技内外を問わず自分の社会的価値を認識し、次の道に踏み出せるようになることが必要です。そのためには、アスリートが保有する力とアスリートが認知している力の間にあるギャップを埋め、社会との接点を増やしながら競技生活を送ることが業界全体の課題として存在しています。
この課題に向き合うべく、デンソー様はアデコと協力し、アスリートが競技引退後も活躍できる仕組みづくりに取り組んでいます。
エネグローバル株式会社の人材躍動化コンサルティング導入事例【人材躍動化コンサルティング】
会社が急成長する中、人事の専任担当者を置いて採用活動を強化する必要がありました。
また子会社の組織体制構築・職務分掌の作成が必要でした。
組織・人事課題に対するコンサルティングの多様さと柔軟性やクライアント目線で中長期的な成長を支える姿勢が決め手となり、Adeccoの人材躍動化コンサルティングを継続的に利用されています。
シェアHR×コンサルティングによって長期的な経営課題を明らかにでき、新会社メンバーへのヒアリングを通じて、事業の成長に関わる課題を分析を実現しています。
3.就労条件
外部相談窓口を設置して社員にもしもの時の安心感を【ハラスメントダイヤル】
ハラスメント対策を実施するために就業規則の改訂準備を進め、社外にハラスメント相談窓口を設置することを検討されている中で、求めている機能と費用感に合致しており、「Adeccoのハラスメントダイヤル」を導入いただきました。「もしものときの相談窓口が設置されている」という安心感につながっています。
4.理念・価値観
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事例
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導入サービス
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| 異なる企業文化のシナジー最大化に挑んだ日本シップヤード様の「ビジョン」を核とした企業文化醸成の取り組み【人材躍動化コンサルティング】 | 人材躍動化コンサルティング |
| 都築電気様『カラフル・バリュー』で実現するD&Iと従業員の自律的成長【人材躍動化コンサルティング】 | 人材躍動化コンサルティング |
異なる企業文化のシナジー最大化に挑んだ日本シップヤード様の「ビジョン」を核とした企業文化醸成の取り組み【人材躍動化コンサルティング】
異なる企業文化が混在する中、シナジーを最大化する必要がありました。
そんな中、画一的なコンサルティングではなく、背景や想いまで理解してくれるスタンスが決め手となりAdecco人材躍動化コンサルティングを導入いただきました。
都築電気様『カラフル・バリュー』で実現するD&Iと従業員の自律的成長【人材躍動化コンサルティング】
D&I推進活動を、さらに加速させるための具体的手法が必要としていた中で、Adeccoの人材躍動化コンサルティングを導入いただきました。
高い専門性、カスタマイズ力、「温かみのあるロジカル」というスタンスを評価いただき、それが導入の決め手になっています。
人材躍動化コンサルティングの導入を行ったことで、D&I推進プロジェクトの基盤が完成し、自走化にむけた体制の整備につながっています。
人材確保のために適切な施策やサービスを!人材確保にお悩みなら、総合人材サービス会社のAdeccoへ!
人材確保の課題は、労働市場の変化に伴い、今後ますます複雑化していくでしょう。しかし、人材確保に成功している企業は、採用だけでなく、定着、活躍までを一貫した戦略として捉え、柔軟な働き方の導入や採用ブランディング、そして外部リソースの戦略的活用に取り組んでいます。
まずは、自社の現状を見つめ直し、求める人材像とその人材に提供できる価値を整理することをおすすめします。そして、自社だけで解決が難しい場合、外部の知見を借りるという選択も検討してみてはいかがでしょうか。
Adeccoでは、貴社の採用課題や事業計画に合わせた最適な人材の確保と活用戦略を、プロの視点からご提案いたします。お気軽にご相談ください。


