「採用の伴走者」と実現する組織づくり
弁理士法人R&Cさまが語る、自社を深く理解するパートナーがつなぐ、組織風土に合う人材との出会い
知的財産分野で国内外の権利化をサポートする弁理士法人R&Cさま。同法人では専門性の高い「特許事務」で、組織風土にマッチする実務未経験者の採用・育成に取り組まれています。
今回は同法人パートナーの畑山吉孝さまに、Adeccoの人材紹介サービスを導入された背景や、面接設定率がほぼ100%に近い水準となっている事前選考の質、そして「採用の伴走者」としての関係性や今後の展望を詳しく伺いました。
ご依頼者さま:
弁理士法人R&C パートナー 畑山 吉孝さま
導入前の課題
- 専門性の高い「特許事務」で、組織風土に合い、チームワークを大切にしながら長く活躍できる人材の採用に課題を感じていた
- 履歴書や職務経歴書などの書類だけでは、候補者の人柄や仕事に対する考え方を見極めにくく、選考に多くの手間と時間がかかっていた
Adeccoを選んだ決め手
- 条件面だけで候補者を探すのではなく、R&Cの組織風土や求める人物像、その背景まで理解しようとする姿勢
- 候補者を紹介できない場合も、その理由や採用市場の状況を率直に伝えてくれる誠実な対応
導入後の成果・効果
- 書類選考後の面接設定率がほぼ100%に近い水準となり、候補者とのミスマッチや選考にかかる負担が減少
- 未経験者を含め、R&Cの組織風土や求める人物像に合う人材の採用を支援
「お客さまに寄り添う姿勢」を徹底する組織づくり。経営課題としての採用活動を強化
まず、御社の事業内容と、他事務所にはない独自の強みについて教えてください。
特許・意匠・商標を中心とした知的財産分野で、国内外の権利化やそのサポートを行う弁理士法人です。今年で設立70周年を迎えます。
私たちの強みは、何よりも「お客さまに寄り添う姿勢」にあります。言われたことだけを処理するのではなく、相手の立場に立ってプラスアルファの提案をすることを最も大切にしています。
長い歴史がありながらも、新しいことにチャレンジし続けています。
畑山さまご自身の役割と、組織づくりや採用で大切にされている価値観は何ですか?
私は弁理士として実務を担当する一方で、「パートナー(共同経営者)」として経営に携わり、主に営業や人事・採用に関わっています。
経営者としては、お客様へのサービス向上、売上確保、社員の生活安定、というところがメインの仕事になりますが、弁理士として私自身も営業活動を行い、私を信頼してお任せいただいたお客様は、私が窓口として対応しています。
会社を安定させるのは当然ながら、成長・発展する、という目標がありますが、そのためにはお客様に満足していただけなければ、その先の組織成長は実現できません。「まず相手が何を思って、何を考え、何をしたいか」ということを中心に考えることを心がけています。そうすることで、お客様に気に入っていただき、お仕事をいただくことができ、その結果、組織が成長・発展できると考えています。
私が採用の中で最も重視しているのは、現時点の経験やスキル以上に、「R&Cでの将来の成長がイメージできるかどうか」です。周囲と協力しながら素直に学ぶ姿勢があるか、長く活躍してくれるカルチャーフィットがあるかを、面接で丁寧に見極めています。
実務未経験者の採用・育成にこだわる理由
特許事務は専門的な業種ですが、あえて未経験者の採用に積極的に取り組まれているのはなぜでしょうか?
特許事務は極めて専門性の高い仕事のため、経験者だけに絞るとどうしても候補者の幅が非常に狭くなります。
私たちの仕事には、クライアントや発明者に寄り添うサービス業としての側面もあります。だからこそ、R&Cの考え方や仕事の進め方を素直に学び、自ら成長していけるポテンシャルを持った方を採用したいと思っています。
未経験でも、基本的な事務能力や正確性、コミュニケーション力、素直に学ぶ姿勢があれば、十分に成長できます。R&Cでは、『経験があるか』だけでなく、『R&Cで成長し、長く活躍できるか』という視点で判断しています。入社後は実務を通じて段階的に専門知識を身につけてもらいます。
これまでに採用で苦戦されていた点や、課題に感じていたことはありましたか?
複数の採用手法を利用するなかで、候補者を見極めることに課題を感じていました。求人媒体やホームページで広く募集をかけると、履歴書や職務経歴書といった「ペーパー上の文字情報」だけで判断せざるを得ません。しかし、書類だけではその人の人柄や熱意、職場への適応力は分かりません。
ペーパーの裏側にある「その人の持っている本当の力」を自社だけで見極めるのは、膨大な手間と時間がかかる作業でした。
Adeccoをご利用いただく前は、紹介予定派遣を中心に活用されていたそうですね。
以前は採用後のミスマッチを避けるために、6ヶ月の派遣期間を通してお互いの相性を見極められる「紹介予定派遣」をメインに活用していました。ただ、今の転職市場では、最初から「直接雇用」を希望する候補者が増えており、紹介予定派遣だけではそうした層にアプローチしづらいというジレンマがありました。
求人票や職務経歴書だけでは、候補者の人柄や仕事に対する考え方、逆に候補者から見たR&Cの雰囲気までは分かりません。その間をつないでもらえることに、人材紹介会社を利用する意味があると考えています。
Adeccoさん、特に笠井さんは、単に条件に合う方を探すのではなく、まずR&Cがどのような会社で、どのような方が合うのかを理解しようとしてくださるため、人材紹介をお願いする価値を感じています。
紹介予定派遣を利用している一番の理由は、やはり採用後のミスマッチをできるだけ避けたいからです。採用したものの、実際に働いてみると「思っていた仕事と違った」「会社の雰囲気が合わなかった」ということになれば、採用された方にとってもR&Cにとっても不幸です。
紹介予定派遣であれば、一定の派遣期間を通じて、R&C側はその方の仕事ぶりや人柄、職場との相性を見ることができますし、働く方にも、実際の仕事内容や職場の雰囲気を知ったうえで「ここで働きたいか」を判断していただけます。会社が人を選ぶだけではなく、働く方にもR&Cを選んでいただく。そのためのお互いを知る期間があることに、大きな意味があると考えています。
Adeccoさんとお付き合いを始めてからは、直接採用(人材紹介)の枠組みをうまく活用することで、候補者を幅広く集められるようになりました。現在ではポジションや職種に応じて、人材紹介と紹介予定派遣を柔軟に使い分けています。
単なるスペックマッチングではなく、組織の風土や求める人物像の「背景」を重視
約5、6年前にAdeccoへご依頼をいただきましたが、きっかけは何だったのでしょうか。
ご縁があってAdeccoさんと接点を持ち、採用支援を依頼したことがスタートでした。
笠井さんをはじめとした営業メンバーの方々の「経歴よりも人を大事にしたい。その人自身が何をしたいのか、をしっかり聞きたい。我々が求めているものとずれがないような人を採用したい。」という私の思いを汲み取ったサポートが素晴らしく、今でもお付き合いが続いています。
Adeccoと他社との最大の違いは、どこにあると感じられますか?
条件面だけで候補者の紹介を受けると、R&Cとのミスマッチが生じたり、書類確認にかかる負担が大きくなったりすることがあります。
Adeccoさんはまず「R&Cがどのような組織で、どういう社風なのか」「どういう人なら現場に馴染むか」を徹底的に理解しようとしてくれます。一番大きいのは、こちらの希望を真摯に聞いてくださることです。
ただ条件に合う人を検索するのではなく、その背景まで理解しようとしてくださいます。
何か相談すると「分かりました、探します。」だけで終わらず、もう一歩踏み込んだ提案が返ってきます。採用市場を踏まえた現実的な選択肢を示していただくこともあり、外部の人材会社というより、一緒にR&Cの採用を考えてくださっている感覚があります。笠井さんがR&Cを大切に思ってくださっていることが、日々の対応から伝わってきます。そこに一番信頼を感じています。
事前に「こういう経歴で、こういう人柄の方なら御社に合う可能性がありますか?」と、私たちの目線に立って丁寧に相談してくださるのも他社との大きな違いです。
さらに、紹介できる候補者がいないときは、「こういう人がいたが、この部分で合わないので今回は見送った」「今は市場の動きが鈍く、紹介にいたっていない」と、現状を正直にフィードバックしてくれるので、とても信頼できます。
また、人材紹介以外の人事に関わることも結構相談させていただいていて、ここまでならサポートできますよとか、丁寧に教えてくれたり、それ以上はできないとかも、精一杯アドバイスしてくださったりと、ALL Adeccoで対応いただいています。
本音での丁寧なコミュニケーションがあるからこそ、「対等な採用パートナー」として評価しています。
事前選考により面接設定率はほぼ100%に。海外採用でもグループネットワークを活用
実際にAdeccoをご利用いただいてから、どのような成果や変化が生まれていますか。
最も大きな成果は、候補者とのミスマッチが減った点です。Adeccoさんが事前に候補者に対して、求人票の文字情報だけでなく「R&Cがどういう会社か」をしっかりと説明し、スクリーニングしてくださっている結果だと思っています。
送られてくる書類の質が高く、書類選考から面接に進む割合(面接設定率)はほぼ100%に近いです。面接のたびに「私たちの求める人物像」をエージェントに説明し直す手間が大幅に減り、採用活動の効率化とスピード感が大幅にアップしました。
採用は会社が候補者を選ぶだけでなく、候補者にも会社を選んでいただくものです。第三者の立場からR&Cの特徴を伝え、候補者が何を不安に思っているかも丁寧にフォローしてくださるため、双方にとって納得感のある採用につながっていると思います。
グローバルな採用の場面では、Adeccoグループの連携が活きたエピソードがあるとお聞きしました。
私たちが海外に拠点を登記し、現地で人材を採用する際にも、Adeccoグループのネットワークを通じて相談することができました。
Adeccoさんのグループネットワークを活用できる点も、強みのひとつだと感じました。
生成AIの台頭が著しい分野だからこそ、「他者への思いやり」を重視した組織づくり
知財業界を取り巻く環境は、生成AIの台頭などによって変化が激しいとお聞きします。
特許の申請書類(明細書)作成の業務では、AIで代替できる部分が増えているのは事実です。業界全体として「AIを活用して費用を下げてほしい、納期を短縮してほしい」という価格競争の波が押し寄せています。
私自身、日々の業務で生成AIを壁打ち相手として活用しています。ただし、AIは効率化の道具としては優れていますが、最後は人間が手をかけて心を込めないと、そのままでは実務で使えません。
AIがどれだけ高度化しても、クライアントや発明者自身も気付いていない「発明の本質的な価値」を引き出すヒアリング力や、相手への思いやりを持ったコミュニケーションといった「心」の部分は、人間にしかできません。
私たちの仕事はサービス業の側面もあります。そのため、専門知識を身につけることも大切ですが、挨拶や気配りといった「他者への思いやり」も重要になってきます。
こうした基本的なことを日々実践することが、結果的にお客さまや周囲と信頼関係を築き、長く活躍できる組織に繋がっていくと考えています。
採用リソースが限られる小規模・中小企業にとって、単なるエージェントを超えた「伴走者」をパートナーにする意義
今後、御社が目指す組織の展望と、その中でのAdeccoへの期待をお聞かせください。
単純に規模を大きくすれば良いわけではありませんが、ブランド力を高め、知財業界での認知度を得ていくために、着実な規模拡大は不可欠です。その実現に向けて、Adeccoさんにはプロの立場から「今ならこういう探し方が良い」「こういう層にも広げてはどうか」と、今後もR&Cの考え方や組織風土を理解する人材を紹介し続けてほしいと期待しています。
また、私たちは大企業のように独立した人事部や十分な教育リソースを持っているわけではありません。人材紹介だけでなく、入社後の社員教育や、人事全般に関する相談などの面でも、Adeccoさんの専門的な知見からのアドバイスをいただきながら、一緒に強い組織を作っていきたいですね。
Adeccoの人材紹介サービスをどのような企業にすすめたいですか?
「単に人数を合わせるための採用」ではなく、「自社のカルチャーや考え方に本当に共感し、一緒に組織を作っていける人を採用したい」と真剣に考えている企業、特に、社内に十分な採用リソースがない小規模・中小企業に強くおすすめしたいです。
求人票の条件を超えて、自社がどういう会社かを理解したうえで一緒に歩んでくれる存在は得難いものです。Adeccoさんの価値を一言で表すなら、「採用の伴走者」です。より広く言えば「人事の伴走者」かもしれません。
私たちも、クライアントに寄り添うことを大切にしていますので、同じ感覚のAdeccoさんがいてくれることは非常に心強いです。これからもONE TEAMで「良きパートナーとして、共に走っていけるのを楽しみにしています。
【担当者コメント】
私はAdeccoで企業様と求職者様の双方を担当する両面型コンサルタントとして、日々採用支援に携わっています。
今回の取材を通じて、改めて畑山様をはじめ弁理士法人R&Cの皆様が、「経験やスキルだけではなく、その方の未来や組織との相性を大切にされている」ことを強く感じました。実はこれまで、必ずしも良いご支援につながらなかった場面もありました。しかし、そのような中でも変わらず信頼を寄せていただき、継続してご相談をいただいていることに、心より感謝しております。
私自身、求職者様と企業様の双方に深く関わるからこそ、「この会社だからこそ活躍できる方」との出会いを大切にしています。弁理士法人R&C様は、一人ひとりの可能性や将来性を真摯に見つめられる企業であり、そのような採用のお手伝いができることを大変嬉しく感じています。
創立70周年という歴史と伝統を持ちながらも、新しい挑戦を続けておられる弁理士法人R&C様のさらなる発展に、これからも良きパートナーとして伴走し続けられるよう努めてまいります。
アデコ株式会社 西日本事業本部 国家資格キャリアコンサルタント 笠井万里

※本内容は、2026年8月時点の取材にもとづき掲載しています。
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