このページでわかること
自己分析の大切さ
自分に合った仕事を探すには、まず自分自身を知ることが大切です。性格や強み、これまでの経験を整理すると、向いている仕事の方向性が見えやすくなります。
仕事選びの前に整理したいこと
どんな条件を優先したいのか、どんな働き方がしたいのかを明確にしておくと、求人を見る視点がぶれにくくなります。希望条件の整理は仕事探しの土台です。
納得できる仕事選びの進め方
イメージだけで決めず、自分の適性と希望をすり合わせながら考えることが大切です。準備を丁寧に行うことで、ミスマッチを減らしやすくなります。自分に合ったお仕事をお探しならぜひアデコにご登録ください。
転職や仕事選びをするときに、自分に合った仕事を探したいと考える人は多いでしょう。しかし、いざ自分がどんな条件の仕事を望んでいるのか、明確な答えがわからない場合もあるはず。
自分に合った仕事を探すためには希望条件の洗い出しや事前準備など、まずはやるべきことの全体像をつかんでおくことが大切です。
ここでは、自己分析やキャリアプランの形成、仕事を選ぶ前に考えておきたいことなど、自分に合った仕事を見つけるためのポイントを紹介していきます。
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自分に合った仕事(適職)とはどんなもの?
自分に合った仕事(適職)とは、自分の興味や価値観、性格、能力、経験、希望する働き方などと相性のよい仕事のことです。単に「得意な仕事」だけを指すのではなく、仕事内容に興味を持てるか、強みを生かせるか、無理なく働き続けられるかといった複数の観点から考える必要があります。
また、同じ職種であっても、職場の雰囲気や業務の進め方、勤務時間などによって働きやすさは異なります。適職を探す際は、職種だけで判断せず、自分が仕事に求める条件を整理することが大切です。
初めての会社を辞めた若者の約5人に1人が「仕事が合わない」と感じている
厚生労働省の「令和5年若年者雇用実態調査」によると、初めて勤務した会社を辞めた若年者のうち、21.7%が離職理由として「仕事が自分に合わない」を挙げています。およそ5人に1人が、仕事内容や求められる役割などにミスマッチを感じていたことになります。
自分に向いている仕事を探すことは、理想の仕事に出会うためだけではありません。入社後に「想像していた仕事と違った」「自分の強みを生かせなかった」と感じるリスクを減らし、無理なく働き続けられる職場を選ぶためにも重要です。
「自分に向いている仕事」の特徴
自分に向いている仕事とは、単に「得意なことができる仕事」だけではありません。自分の能力や経験を生かせることに加えて、興味を持って取り組めるか、希望する働き方ができるかなど、さまざまな要素から考える必要があります。
- 自分の得意が発揮できるだけでなく、自分の希望にも合っている
- 自分に合った方法で進められる
- 興味を持って取り組める
自分の得意が発揮できるだけでなく、自分の希望にも合っている
自分の得意なことや身につけたスキルを生かせるかどうかは、仕事を選ぶうえで重要なポイントです。得意な分野であれば、業務をスムーズに進めやすく、成果にもつながりやすいでしょう。
ただし、得意な仕事だからといって、必ずしも満足して長く続けられるとは限りません。例えば、業務自体は得意でも、仕事にやりがいを感じられなかったり、勤務時間や休日、待遇などが自分の希望と合っていなかったりすると、働き続けることに負担を感じる可能性があります。
自分に向いている仕事を考える際は、「何が得意か」だけでなく、「仕事に何を求めるか」も整理することが大切です。やりがい、働き方、待遇、安定性、成長の機会など、自分が重視する条件と合っているかを確認しましょう。
自分に合った方法で仕事を進められる
同じ職種であっても、職場や担当業務によって仕事の進め方は異なります。そのため、自分に向いている仕事を探す際は、職種名や業務内容だけでなく、どのような方法で仕事を進めるのかにも注目する必要があります。
例えば、次のような点を確認してみましょう。
- 自分で判断しながら仕事を進められるか
- 得意なスキルを使う機会があるか
- 仕事の成果や周囲への貢献を実感しやすいか
- 上司や同僚から適切なフィードバックを得られるか
- 一人で集中して進める仕事か、周囲と協力して進める仕事か
自分のペースで考えながら進めることが得意な人もいれば、周囲と相談しながら進めることで力を発揮できる人もいます。自分が働きやすいと感じる環境や進め方を把握しておくと、仕事とのミスマッチを防ぎやすくなります。
興味を持って取り組める
仕事内容に興味を持てることも、自分に向いている仕事の特徴の一つです。関心のある分野であれば、業務に前向きに取り組みやすく、新しい知識やスキルを学ぶ意欲も生まれやすいでしょう。
厚生労働省の「令和5年版 労働経済の分析」では、転職者が現在の勤め先を選んだ理由として、フルタイム・パートタイムのいずれにおいても、「仕事の内容に興味があった」「能力・個性・資格を生かせる」といった項目が多く挙げられています。
一方、「収入が多い」と回答した割合は、フルタイムで男女ともに7%程度、パートタイムでは2%程度でした。この結果からも、仕事を選ぶ際には待遇だけでなく、仕事内容への興味や、自分の能力を発揮できるかどうかが重視されていることが分かります。
ただし、「興味がある」という理由だけで仕事を選ぶのではなく、実際の業務内容や求められるスキルまで確認することが大切です。求人情報を確認したり、仕事内容について詳しく聞いたりしながら、自分が継続して関心を持てそうかを考えてみましょう。
自分に合った仕事に就くメリット
自分に合った仕事を選ぶことには、さまざまなメリットがあります。仕事選びの精度を上げることがなぜ重要なのか、3つの観点から見ていきましょう。
仕事が長続きしやすく離職リスクが下がる
自分の価値観や得意なことと仕事内容が一致していると、日々の業務に納得感が生まれ、困難な場面でも踏ん張りやすくなるでしょう。
厚生労働省の「令和5年若年者雇用実態調査」によると、初めて勤務した会社をやめた理由として「仕事が自分に合わない」と回答した割合は21.7%に上り、離職理由の上位を占めています。最初の仕事選びに丁寧に向き合うことは、長期的な就業への近道といえるでしょう。
モチベーションが持続しキャリアを積み上げやすい
得意なことを生かせる仕事では、業務の成果が出やすく、達成感や自分にもできるという確信を感じる機会が増えます。この正のサイクルが継続的な学習意欲と成長につながり、自然とスキルアップしやすい環境が生まれます。
一方で、苦手なことばかりの仕事では成果が出にくく、モチベーションの維持が難しくなりがちです。自分の強みを生かせるフィールドを選ぶことが、長期的なキャリア形成の土台となるでしょう。
「なんとなく続けている」状態から抜け出すためにも、自分の強みを意識した仕事選びが重要です。
プライベートとのバランスが保ちやすくなる
自分のライフスタイルや価値観に合った働き方を選べると、仕事とプライベートのバランスがとりやすくなります。ワークライフバランスを保つことは、生活全体の満足度を考えるうえでも重要です。
仕事だけでなく、趣味や家族との時間、健康管理なども含めたトータルの生活の質を高めるためにも、働き方の条件を仕事選びの軸に加えることが大切です。
自分に合った仕事の見つけ方の一例
ここからは、自分にあった仕事の見つけ方を紹介します。
1. 自己分析をしよう
仕事選びの土台となるのが自己分析です。自分の強み・弱み・価値観を整理することで仕事選びの軸が定まり、後の情報収集や条件の絞り込みがスムーズになります。
では、具体的にどんな風に自己分析をすればよいのか見ていきましょう。
紙に書いて自己分析をする
自己分析の第一歩は、自分の内側にある情報を「見える化」することです。
「好きなもの」「嫌いなもの」「得意なこと」「苦手なこと」「やりがいを感じた経験」「感じなかった経験」をまず紙に書き出してみましょう。
このとき「なぜ好きなのか」「なぜやりがいを感じたのか」という理由まで掘り下げることが大切です。表面的な答えで止まらず、一段深く考えることで、自分の本質的な価値観や動機が見えてきます。
周囲にヒアリングする
自己分析を終えたら、家族や友人など周りの人にも自分の適性について聞いてみましょう。
自分が思う長所や得意なことと、周囲の考える適性は異なる場合もあります。また、自分では短所だと感じていることも、仕事をするうえで大切だと考えられていることも少なくありません。
このとき、自己開示と他者からのフィードバックで自己認識を深めるフレームワーク「ジョハリの窓」を活用すると、ヒアリングをより体系的に進めることができます。
例えば、自分では物事を判断するのに時間がかかりすぎていると思っていた短所が、周囲からはしっかりと考えたうえで判断してくれるので信頼できるという長所として捉えられていることもあるでしょう。第三者の意見を聞くことで、新たな発見があるはずです。
2. キャリアプランを考えてみよう
自己分析が終わったら、将来の自分像から逆算したキャリアプランを描きましょう。「どんな暮らしをしたいか」を起点に考えることで、今の仕事選びに一貫性が生まれます。
理想の暮らしと働き方を描く
まずは「どんな暮らしをしたいか」「どんな働き方が自分に合っているか」を具体的にイメージすることから始めましょう。理想の年収や住む場所、働く時間帯、プライベートの過ごし方など、仕事以外の生活面も含めて考えることがポイントです。
キャリアプランを描く際は、短期的な目標(1~3年)と中長期の目標(5~10年)をセットで設定することで、「今どんな仕事を選ぶべきか」の優先順位が決まりやすくなります。「5年後にどうなっていたいか」を先に決めることで、今の仕事選びに一貫性が生まれます。
実現に向けたプランを立てる
理想の暮らしや仕事内容を書き出したら、今の自分が置かれている状況と比較して、実現するためには何が必要かを考えます。
例えば、理想の年収があるのであれば、今の仕事を続けてキャリアアップを目指すのか、転職する必要があるかが見えてきます。家族との時間を第一に考えるのであれば、残業や転勤が多い仕事は避ける必要があるでしょう。
ほかにも、なりたい職種や役職がある場合には、必要なスキルや資格を取得するためのスキルアップが欠かせません。理想と現実を比較することで、とるべき具体的な行動が見えてきます。
3. 業界について調べてみよう
希望する職種が決まったら、次は業界選びに目を向けましょう。同じ職種でも属する業界によって仕事内容や給与水準、将来性は大きく異なるため、業界研究は仕事選びの重要なステップです。
業界の仕事内容・将来性を確認する
同じ職種でも、属する業界によって業務内容や給与水準、働き方は大きく異なります。例えば「事務職」でも、IT業界、医療業界、製造業では仕事の内容や必要な知識が違います。希望する職種が決まったら、どの業界で働くかまで視野を広げて考えることが大切です。
また、業界全体の成長性や、AI・DXによる変化の影響を調べることで、長期的に安定したキャリアを築けるかどうかの判断材料になります。「今は人気の職種でも10年後に需要が大きく変わっている」というケースもあるため、将来性の視点は欠かせません。
業界研究の方法
業界研究には、書籍や、業界団体が公開している白書・統計データ、求人情報サイトの業界特集記事などを幅広く活用しましょう。複数の情報源を組み合わせることで、特定の情報源に偏らないバランスのよい理解が得られます。
実際にその業界で働く人にOB・OG訪問やキャリア相談で話を聞いてみてもよいでしょう。生の声には、書籍や統計データには載っていないリアルな情報が詰まっています。
派遣会社に相談するのも有効な手段のひとつです。アデコではご希望に合わせたお仕事をご紹介します。
4. 実際の仕事内容や職場を調べてみよう
求人票だけでは読み取れない情報を事前に収集しておくことが、入社後のミスマッチを防ぐポイントです。職場の実態を知るための方法を確認しておきましょう。
求人票では読み取れない職場の実態を知る
求人票に書かれた業務内容はあくまで概要であり、実際の業務量やチームの雰囲気、残業の実態は、働いてみないとわからない部分も多くあります。できるだけ実態に近い情報を集めるために、口コミサイトやSNSでの働く人の声を参考にすることが有効です。
なお、口コミや見学だけでは職場の実態を把握しきれないと感じる場合は、派遣という働き方も選択肢のひとつです。中でも「紹介予定派遣」は、実際に職場で一定期間働いてから直接雇用を判断できる制度で、入社後のミスマッチを減らしたい人にとって現実的な選択肢となります。
5. 必要とされる「資格」「能力」を調べてみよう
希望する職種に就くために必要なスキルや資格を把握しておくことは、準備を効率良く進めるうえで欠かせません。まずは職種ごとの要件を整理するところから始めましょう。
職種別に必要なスキルを把握する
希望する職種に就くために、どのようなスキルや資格、経験が求められるかを事前に調べておきましょう。
必要なスキルを調べたら、「必須スキル」と「あると望ましいスキル」を区別することが大切です。
今すぐ習得できるものと中長期で身に付けるものに分けて計画を立てることで、焦らず着実にキャリアを積み上げていけます。
未経験OKの仕事にも積極的にチャレンジする
資格や経験が不足していても、未経験OKの求人は数多く存在します。例えばアデコでは未経験からでも就業しやすい求人が多数あり、研修制度を活用してスキルを身に付けながら働くこともできます。
「完璧に準備が整ってから」と待ち続けるより、まず就業しながら学ぶほうがキャリア形成の近道になる場合もあります。経験を積みながら自分に合う仕事を見極めるという考え方も、有効な戦略のひとつです。
6. 勤務時間や生活リズムを調べてみよう
仕事内容だけでなく、働く時間帯や勤務スタイルが自分のライフスタイルに合っているかも、長く安心して働き続けるための重視したい点です。
残業時間の実態やフレックスタイム制の有無、在宅勤務が可能かどうかは、求人票の「所定外労働時間」「テレワーク可否」の欄で確認できます。口コミサイトや面接の場でも実態を確かめられるので、企業側に直接聞くことを躊躇せず、入社前に把握しておくことが大切です。
夜型・朝型など自分の生活リズムと勤務時間帯の相性を考慮することで、長期的に無理なく働ける環境を選べます。また、育児・介護との両立を考える人は、時短勤務やフレックスタイム制の制度の有無も必ず確認しましょう。
制度があっても実際に利用しやすい職場かどうかを、口コミや面接でしっかり見極めることがポイントです。
7. 給与や待遇を調べてみよう
給与や各種待遇は、長く安心して働き続けるための必須条件です。
求人票の月給や賞与、各種手当を確認するとともに、職種・業界の平均年収を厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」や転職サイトの年収データで把握しておくことが重要です。「提示された給与が市場水準と比べて妥当かどうか」を判断するための基準を持っておくことで、より納得感のある仕事選びができます。
給与だけでなく、社会保険や交通費、産休・育休の取りやすさ、スキルアップ支援制度なども総合的に比較しましょう。基本給は低くても福利厚生が手厚い場合もあり、トータルの待遇で判断することが大切です。目先の月給だけにとらわれず、長期的に見た条件の充実度を意識してみてください。
仕事選びの前に考えておきたい5つのこと
自己分析をしてキャリアプランを描いた後、実際に仕事を選ぶ前に考えておきたいことがあります。同じ業界や職種でも、働き方や会社によっても業務内容や待遇は異なります。そのため、より自分のキャリアプランに合った仕事を見極めることが大切です。
仕事を選ぶ際には、次のような点をあらかじめ考えてから選んでみてください。
<仕事選びの前に考えておきたいこと>
- 条件の優先順位を決める
- 今得たい経験を明確にする
- 長期的に見てどうなりたいのかをイメージする
- 社風や理念が自分に合っているかを確かめる
- その仕事で自分が成長できるかを確認する
仕事の選び方について、詳しくは下記ページでもご紹介しています。
仕事を選ぶ基準やポイントについて>
条件の優先順位を決める
理想のキャリアプランをもとに理想の仕事を考えると、さまざまな条件が挙げられるでしょう。しかし、すべての条件を満たすことは難しいかもしれません。
そのため、絶対に譲れない条件や特にこだわりのない条件、あればうれしい条件など、条件の優先順位を決めておくことが大切です。優先度の高いものを重視して選ぶことで、理想のキャリアプランを実現しやすい仕事が見つかります。
仕事条件の優先順位を明確にする方法は下記ページでも解説しています。
仕事探しの優先順位について>
今得たい経験を明確にする
理想のキャリアプランを実現するためにどんな職種に就けばよいかがわかったら、そこでどんな経験をしておくべきかまでしっかりと考えておきましょう。
この仕事で学べることや、どんなスキルが身に付くのかを明確にしておくことで、働く意味の把握やモチベーションの向上にもつながります。
長期的に見てどうなりたいのかをイメージする
仕事を選ぶ際には、短期的にどういう仕事ができるかも大切ですが、続けたうえで自分のキャリアプランにどんな影響を与えるのかも重要です。将来、専門職として活躍したい場合は、同じ職場で活躍の場所があるのか、独立する必要があるのかなどもイメージしておきましょう。
社風や理念が自分に合っているかを確かめる
実際に選んだ仕事の社風や理念が合っているかは、理想の働き方ができるかどうかに大きく関わります。募集要項を見ただけではわかりにくいところなので、できれば実際に働いている人の話を聞いて、情報収集をするのがおすすめです。自分の理想に近い働き方をしている人がいるかどうかも、キャリアプランを実現するうえで重要になります。
その仕事で自分が成長できるかを確認する
最後に考えたいのは、その仕事で自分がどれだけ成長できるのかという点です。どれだけ社風や理念に共鳴しても、理想のキャリアプランを実現するために必要な能力や経験が得られない仕事では意味がありません。迷ったときは、自分はここでどれだけ成長できるのかという視点で、もう一度見直してみるとよいでしょう。
自分に合った仕事を見つけるならアデコへご相談ください
自分に合った仕事を見つけるには、自己分析、キャリアプランの設計、業界や職場の情報収集、条件の優先順位づけという複数のステップを丁寧に踏むことが大切です。一度に完璧な答えを出そうとせず、まず動いてみましょう。
派遣という働き方は、複数の職場を経験しながら自分に合う仕事を探すうえで有効な手段のひとつです。さまざまな業種・職種で就業しながら「どんな仕事が自分に向いているか」を実際に確かめることができます。
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