このページでわかること
和食マナーの基本
和食では、ご飯は左、味噌汁は右といった基本的な配膳ルールがあり、「一汁三菜」をベースにした考え方です。
気を付けたい箸のマナー
握り箸、刺し箸、迷い箸、寄せ箸、渡し箸、ねぶり箸など、相手に不快感を与える「嫌い箸」は避けましょう。
食事の場での立ち居振る舞い
「お皿を重ねる」、「手皿をする」、「おしぼりで手以外を拭く」などはマナー違反です。
2026/05/15

和食マナーの基本
和食では、ご飯は左、味噌汁は右といった基本的な配膳ルールがあり、「一汁三菜」をベースにした考え方です。
気を付けたい箸のマナー
握り箸、刺し箸、迷い箸、寄せ箸、渡し箸、ねぶり箸など、相手に不快感を与える「嫌い箸」は避けましょう。
食事の場での立ち居振る舞い
「お皿を重ねる」、「手皿をする」、「おしぼりで手以外を拭く」などはマナー違反です。
社会人になると、冠婚葬祭をはじめ、上司や取引先との会食、格式ある店での食事会など、食事マナーが問われる場面が増えていきます。知らないと自分が恥をかくだけでなく、食事をともにする人たちまで不快にさせることになりかねません。そして、食事のマナーを心得ておくことは、社会人としての評価や信用にもつながります。ここでは、日本人なら絶対に押さえておきたい和食のマナーについて、基本的な食べ方から和室の作法までご紹介します。
派遣のお仕事をお探しならぜひアデコへご登録ください。
アデコが選ばれる理由、強みについては下記ページでご紹介しています。
幼いころ、お膳やテーブルに料理を並べるときは左がご飯、右がお味噌汁と教わった人は多いでしょう。和食の配膳は、古くから伝わるルールに基づいて、定位置が決められています。配膳のベースになるのは、和食の基本的な献立であるご飯と汁物に加えて(漬物がつく場合もあり)、主菜、副菜2品からなる「一汁三菜」です。
なお、お酒を出す場合は、ご飯は後から配膳されるため、茶碗の位置にお酒を置きます。左利きの人に対して和食を配膳する場合は、箸の向きだけが逆になります。
和食に限らず、食事は味の薄い物から順番に食べていくのがマナーです。最初に味の濃い物から食べ始めてしまうと、繊細な味付けや風味がわかりにくくなるからです。主菜は後回しにして、まずは温かい汁物からいただきましょう。次にご飯、主菜、副菜という順番で食べ進めていきます。
日本での食事に欠かすことのできない箸は、食事中のマナーが気になりやすい部分のひとつです。箸の持ち方や使い方は、正しく理解しておきましょう。
最初に箸を取り上げるときは、3つの動作の「三手」で正しい位置まで持ってきます。
汁物の椀を持って箸を取り上げるときは、両手で持ち上げた椀を左手にのせた後、右手で箸を取り上げて左手の人差し指と中指のあいだに挟みます。そのまま右手を下に回し、左手を離して食べ始めましょう。
食事をともにする人に不潔な印象を与え、不快にさせる箸の使い方を「嫌い箸(きらいばし)」と呼びます。食事中に嫌い箸をすることはマナー違反です。嫌い箸の一例を挙げておきましょう。
お皿やおしぼりなど、食事中に欠かせない物にも、正しいマナーがあります。知らず知らずのうちに間違って覚えていることもありますので、正しいマナーをおさらいしておきましょう。
料理を盛り付けるお皿や自分の食べる分をよそう取り皿など、お皿の使い方にも正しいマナーがあります。お皿にまつわるマナーとして代表的なものは、以下の3つです。
おしぼりは手を清める物で、それ以外の用途に使う物ではありません。顔を拭くのはもちろん、テーブルを拭いたりしてもいけません。おしぼりは右手で取り上げて左手に持ち替え、開いて両手を拭った後、使った部分を内側に入れてたたみ、あった場所に置きましょう。
汁物を食べ終わった後の蓋の位置は、元通りにかぶせるのが正解です。裏返しに置いてはいけません。また、どうしてもお椀が開かないときは、蓋を「の」の字を書くように回すとスムーズに開きます。
これまでは一汁三菜を基本とした懐石料理を例にしたマナーを説明してきましたが、懐石料理や寿司などにもそれぞれ食事マナーがあります。
最近の住宅には和室が減っているため、ふすまの開け閉めや畳の歩き方、座布団の使い方などを知らない人も多いのではないでしょうか。和室を使うときに押さえておきたいマナーは、次の3つです。
昔、畳の縁の柄や模様は、部屋の持ち主の身分によって決められていました。神社や寺、武家などでは縁に家紋を入れるところもあるため、相手を重んじる意味合いから踏んではいけないといわれています。敷居も同じように、踏みつけることはその家の人をないがしろにすることと同じだとされています。ふすまや障子を開けて入室するときには、うっかり敷居や畳の縁を踏まないよう気を付けましょう。
座布団には、勝手に座ってはいけません。座布団の下座側に正座して挨拶をしたら、招待してくれた相手に促されるまで待ちましょう。なお、座布団の位置は、ここに座ってくださいという相手の意思表示です。引き寄せたり、好きな位置に移動したりせず、そのまま座りましょう。
和室では素足はNGです。相手への気遣いとして、男性なら靴下、女性なら靴下かストッキングをはきましょう。接待などで事前に部屋のタイプがわからないときは、靴下かストッキングを着用しておくと安心です。
和食のマナーは、配膳の仕方から箸の使い方、食べる順番まで多岐にわたります。すべてを一度に覚えることはできなくても、相手を嫌な気持ちにさせないため、最低限のマナーを身に付けておきましょう。
マナーを知ることで和食の世界の奥深さに気付くこともあるかもしれません。楽しみながらマナーを身に付け、スマートに食事ができる社会人を目指しましょう。