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外国人でも日本の保育園に入れる?保護者が知っておくべきポイントを紹介
日本には、育児をサポートする施設やサービスがいくつかあります。保育園は、そのひとつです。
この記事では、外国人のこどもが日本の保育園に入るための条件や、準備するものを紹介します。
また、保育園の種類や、お金がどれくらいかかるかについても説明します。
この記事の目次
外国人のこどもでも日本の保育園に入れる?
外国人のこどもでも、日本の保育園に入ることはできます。日本では、外国人のこどもを受け入れる保育園が増えています。
また、外国人のこどもが通いやすいように準備する保育園も増えています。たとえば、多言語の案内を出す保育園もあります。
ただし、保育園に入るためには、決まった条件を満たす必要があります。
そのため、保育園に入れたいと思っている方は、条件をよく確認してください。
外国人が利用できる日本の保育施設の種類
日本の保育施設は保育園だけではありません。ここでは、日本にある保育施設の種類と特徴を紹介します。
- 保育園(保育所)とは?
- 幼稚園とは?
- 認定こども園とは?
- そのほかの保育サービス
保育園(保育所)とは?
保育園は、保育所とも呼ばれます。保育園は、家庭の事情でこどもの世話ができないときに利用できる施設です。
0歳~5歳までのこどもを預かってくれます。保育園にかかるお金は、保育園の種類やこどもの年齢によって違います。
保育園では、こどもの日常生活のお世話をします。また、成長を助ける活動もします。保育園は、一週間のうち月曜日~土曜日までこどもを預かってくれることが多いです。一部、月曜日~金曜日までで、土曜日がお休みの保育園もあります。また、一般的には日曜日や祝日、年末や年始はお休みのことが多いです。
一般的に保育園が利用できる時間は、7時~18時までです。家庭の事情でもっと長くこどもを預かってほしいときは、「延長保育」が利用できることもあります。延長保育は、追加でお金を払うサービスです。保育園によっては、2時間程度長くこどもを預かってもらえます。
保育園にかかる費用や入るための申し込み方、延長保育が利用できるかは、保育園によって違います。保育園の詳しい内容は、入る前に確認しておくことが大切です。
幼稚園とは?
幼稚園は、3歳以上のこどもを預かってくれる施設です。幼稚園では、勉強や遊びを通してこどもの成長をサポートしてくれます。
保育園は、忙しい親の代わりにこどものお世話をサポートすることが主な目的です。一方で、幼稚園はこどもを教育することを主な目的にしています。
また、保育園では、「保護者の仕事が忙しい」「保護者が病気やケガをしている」など、保育園に入るための理由が必要です。幼稚園は、入るための条件を求めないことが多いです。
幼稚園を利用できるのは、朝9時~13時まで4時間程度です。幼稚園は一週間のうち、月曜日~金曜日までこどもを預かってくれます。土日や祝日は、休みにしている幼稚園が多いです。また、幼稚園では夏や冬に長いお休みがあります。
幼稚園によっては、忙しい保護者のために、18時ごろまで預かってくれる施設もあります。
認定こども園とは?
認定こども園は、保育園と幼稚園の特徴をあわせた施設です。認定こども園では、0歳~5歳までのこどもを預かってくれます。子育ての相談も行ってくれます。
認定こども園の大きな特徴は、保護者が働いていても、働いていなくてもこどもを預かってもらえる点です。
保育園では、保護者が仕事をやめたり、病気がなおったりして、こどもの世話ができる状況になると、利用できなくなることがあります。認定こども園は、保護者の状況にかかわらず、こどもを預かってくれます。
そのほかの保育サービス
保育園や幼稚園、認定こども園のほかに、以下の保育サービスもあります。
【地域型保育事業】
地域型保育事業とは、0歳~2歳までのこどもを預かってくれる、小さな規模の保育サービスです。保育園と同じく、仕事や病気でこどもの世話が難しい人が利用できます。
【一時預かり】
保育園や幼稚園に入ってないこどもが、必要なときだけ利用できるサービスです。
たとえば、保護者が急な用事や病気でこどもの世話ができないときに、こどもを一時的に預かってもらえます。一時預かりは、保育園や幼稚園、認定こども園でも行われているサービスです。
【病児保育・病後児保育】
病児保育は、病気にかかったこどもを預かってくれるサービスです。病後児保育(びょうごじほいく)は、病気にかかり、治る途中のこどもを預かってくれるサービスです。看護師がいる病院や保育園のため、安心してこどもを預けられます。
【ファミリー・サポート・センター】
ファミリー・サポート・センターとは、子育てのお手伝いをしてほしい人と、子育てのお手伝いができる人をつなぐサービスです。保育園や幼稚園とは違い、保育施設ではありません。地域の人たちが助け合う仕組みで、自治体が運営しています。
保育施設と保育サービスの違いまとめ
ここまで紹介した保育施設やサービスの特徴を、下の表にまとめました。
| 種類 | 対象年齢 | 利用時間 | 利用曜日 | 長期休み |
|---|---|---|---|---|
| 保育園 | 0〜5歳 | 7時〜18時が多い | 月〜土が多い | 基本的にない |
| 幼稚園 | 3〜5歳 | 9時〜13時ごろ | 月〜金 | 夏休み・冬休みあり |
| 認定こども園 | 0〜5歳 | 園によって異なる | 園によって異なる | 園によって異なる |
| 地域型保育 | 0〜2歳 | 施設によって異なる | 施設によって異なる | 基本的にない |
| 一時預かり | 年齢は施設による | 必要な時間だけ | 施設による | なし |
| 病児保育・病後児保育 | 病気のこども | 施設による | 平日が多い | なし |
| ファミリーサポート | 年齢は地域による | 依頼した時間 | 依頼内容による | なし |
日本には、毎日通う施設と、必要なときに使うサービスがあります。家庭の状況に合わせて、必要なものを選んでください。
日本の保育施設の「認可」「認証」「認可外」の違いとは?
日本の保育施設は「認可」「認証」「認可外」に分けられます。それぞれの違いや意味は以下のとおりです。
| 種類 | 特徴 |
|---|---|
| 認可 | 国が決めている基準を全て満たしている保育施設 |
| 認証 | 地域の自治体が独自に決めた基準を満たしている施設 |
| 認可外 | 国や自治体が決めた基準を満たしていることを認められていない施設。料金や保育士の人数を独自の基準で決めて運営している施設 |
たとえば、国が決めた基準を守っている保育園は「認可保育園」です。国の基準をクリアしていることを、都道府県の知事に認められています。
「認証保育園」は、国ではなく、地域の自治体が決めたルールを守っている保育園です。認証保育園は地域と連携しているため、役所の窓口で詳しい情報を教えてもらえることがあります。
「認可外保育園」は施設が独自の基準で運営しているため、かかる費用や保育園のルールは施設に問い合わせてよく確認しておくことが大切です。
なお、認可外保育園には、夜間や短時間での預かりや、特別な教育方法が実施されている施設などもあります。
外国人のこどもが日本の保育園に入るための条件
外国人のこどもも、日本の保育園のルールに従って、条件を満たせば入れます。
日本の認可保育園は、国籍に関係なく入るための条件があります。認証保育園や認可外保育園は、施設によって入る条件があるため、施設に問い合わせてください。
認可保育園の場合、入るための主な条件は以下のとおりです。
- 住民票の登録がある
- 保護者が日本で働くための在留資格をもっている
- 保育園の支援が必要な理由がある
それぞれ詳しく紹介します。
住民票の登録がある
日本の保育園は、原則として「日本の住民票があるこども」を対象としています。この条件は、保育園に入るために必要な基本的な条件です。
外国人の方で、短期滞在で日本に来ており住民票がない場合は注意が必要です。保育園や自治体が日本に住んでいることを確認できない場合、保育園の利用が認められません。
保育園に入るための申請をするときに、日本に住所があることを確認するため、住民票のコピーやマイナンバーの提出を求められることが多いです。
保護者が日本で働くための在留資格をもっている
保育園にこどもを入れるときは、こどもを預けるための理由が必要です。特に「保護者が働いていること」は、保育園に入るために大切な条件です。
保護者が働いていると、お昼の時間帯はこどものお世話が難しいと判断されやすいためです。
日本に住む外国籍の保護者の場合、日本で合法的に働ける在留資格をもっていることが重要です。
保育園に申請するときに、在留カードの写しや就労証明書、雇用契約書の提出を求められ、「日本で働いているかどうか」が確認されます。
在留資格の種類によっては、資格外活動許可の有無が確認されることもあります。
保育園の支援が必要な理由がある
保育園は「誰でも預けられる施設」ではありません。家庭でこどもを育てることが難しいときに利用できるサービスです。
チェックされるポイントの具体的な内容は以下のとおりです。
- 仕事で家にいない時間が多い
- 家で仕事をしているが、忙しくてこどもの世話ができない
- 保護者(母親)が妊娠中、または出産したばかりでこどものお世話が難しい
- 保護者が病気やケガをしており、こどもの世話が難しい
- 一緒に住んでいる、病気や障がいをもつ親または親戚のお世話が忙しい
- 災害で被害を受けており、忙しい
- 仕事をさがす活動を続けている
- 保護者が仕事のために学校や仕事を見つけるための訓練校に通っている
- 家庭で暴力やあぶないことが起こるおそれがある
上記に当てはまり、証明できる場合、入ることが認められる可能性があります。
一方で、「保育園で日本の社会に慣れさせたい」や「保育園で日本語の練習をさせたい」は、保育園に入るための理由にはなりません。
外国人のこどもが日本の保育園に入るときに必要なもの
保育園に入るときに求められる主な書類は以下のとおりです。
| 必要書類の種類 | 書類の内容 |
|---|---|
| 保育所等利用申込書 | 保育園を利用したいことを伝えるための書類 |
| 教育・保育給付認定書 | 保育が必要かどうかを、市や町が決めた証明する書類 |
| 施設等利用給付認定申請書 | 保育園にかかるお金の補助を受けるために出す書類 |
| 児童の状況確認書 | こどもの年齢や健康を確認するための書類 |
| 保育の必要性を確認する書類 | 仕事や病気でこどもの世話ができないことを証明する書類 |
| 在留カードの写し(コピー機で印刷したもの) | 日本に住む資格があることを確認するために必要なもの |
保育園によっては、上記で紹介したもの以外の書類が求められるときがあります。また、外国語で書かれた書類は、和訳してから提出しなければならないこともあります。
書類の準備には時間がかかるので、早めに用意しましょう。
外国人のこどもが保育園に入るにはどのくらいのお金が必要?
保育園の料金は、認可を受けているか、認可を受けていないかで変わります。認可保育園は、3歳~5歳までは利用料が無料です。
認可外保育園を利用するときも、国から補助金がもらえる場合があります。国から補助金を受けるためには、条件を満たす必要があるので、詳しい内容は自治体の窓口で事前に確認しておきましょう。
また、認可保育園でも、以下のお金は利用者が負担します。
- 保育園に送り迎えするためにかかるお金
- 保育園で出される食事やお弁当にかかるお金
- イベントのときにかかるお金(遠足や季節のイベント)
家庭の状況や認可・認可外によって、かかる負担する金額が変わることもあります。
保育園を利用するときに必要なお金や、国の補助金のシステムは外国人の方にとっては複雑で難しいでしょう。まずは自治体の窓口で相談してください。
外国人のこどもが日本の保育園に入るまでの流れ
こどもを保育園に入れるまでの一般的な流れは、以下のとおりです。
- 入れたい保育園を探す
- 保育園の見学会や説明会に参加する
- 入れたい保育園を決める
- 保育園や自治体に入園申込書を提出する
- 保育園や自治体で審査が行われる
- 審査に合格する
- 保育園で面談や健康診断が行われる
- 保育園のルールや契約書の説明が行われる
- 保育園に入る
認可保育園と認可外保育園では、流れが違う場合があります。詳しくは自治体や入れたい保育園に確認してください。
外国人のこどもが日本の保育園に入るときの注意点
外国人のこどもが日本の保育園に入るときは、以下のことに注意してください。
- 条件を満たしていても受け入れを拒否されることがある
- 入ったあとに状況が変わると利用できなくなることがある
- 入る前に保育園を見学する
条件を満たしていても受け入れを拒否されることがある
保育園に入るためには、日本に住民票の登録があることや、日本で働ける在留資格を持っていること、保護者が働いていることなど、決められた条件を満たしている必要があります。
しかし、条件を満たしていても、必ず保育園に入ることはできません。
日本の保育園は、入れるこどもの数に決まりがあります。入園の希望者が多い保育園では、優先順位が高いこどもから入ります。
保育園は、早く申し込んだ人から入れるわけではありません。保育園や自治体が家庭の状況を確認します。そして、「この人は入る必要がある」と判断された人から入ることが決まります。
「利用調整」というしくみで保育園に入れるかどうかが決まります。国籍は関係ありません。
たとえば、以下のような状況の家庭は、優先して保育園へ入れることがあります。
- ひとり親の家庭(母親もしくは父親のどちらかしかいない家庭)
- 生活費を国から支えてもらっている家庭
- 家計が苦しく、母親も父親も働く必要がある家庭
- 虐待やDVでこどもが危険な状態にあり、特別なサポートが必要な家庭
- 体や心に障がいがあるこども
- 育児のために休んでいた保護者が仕事に復帰する家庭
- そのほか、自治体が優先した方がいいと判断した場合
入ったあとに状況が変わると利用できなくなることがある
保育園は、家庭での保育が難しいときに利用する施設です。こどもが保育園に入ったあとに家庭の状況が変わると、退園になることがあります。
たとえば、あなたが仕事で忙しくてこどもを保育園に入れた場合、もし仕事を辞めると退園になることがあります。
ただし、状況が変わってすぐに退園になるわけではありません。一定の期間は利用できることが多いです。たとえば、仕事をやめても、次の仕事が見つかるまで、一定期間待ってくれることがあります。
働くつもりがない場合は注意が必要です。長い間仕事が見つからない場合は、退園になることがあります。
入る前に保育園を見学する
こどもを保育園に入れるときは、入れる前に見学に行ったり、説明会に参加したりしましょう。
保育園を選ぶときは、以下のポイントをチェックしてください。
- 保育園の先生が保育のやり方を詳しく説明してくれるか
- 保育園のなかをしっかり見せてくれるか
- こどもたちが元気よく遊んでいるか
- こどもの人数に対して十分な数の先生がいるか
- 保育に関する資格を持っている先生は多いか
- 長く働いていて経験が豊富な先生がいるか
- こどもが安全に遊べる広さがあるか
- 保育園のなかや置いてある道具は清潔か
- 火事や地震のときの対策はしっかりしているか
- こどもが寝ているときも先生が安全を確認してくれているか
入る保育園の雰囲気や詳しいルールを事前に知っておくことで、安心してこどもを通わせることができます。
まとめ
日本の保育園は、外国人のこどもでも入れます。ただし、日本に住所があり、働いていることが主な条件です。さらに、保育園の入るために必要なことを証明することも重要です。
保育園に入れたい場合、条件を満たしているか確認するための書類を用意しなければなりません。また、保育園は決められた人数しか入れないため、条件を満たしていても入ることを断られることがあります。
こどもを保育園に入れることを考えている方は、早めの準備が大切です。
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