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外国人の方に大人気の日本食「お寿司」注文方法や食べ方、お店の選び方を紹介
日本食は世界中で人気があります。日本に住みながら、日本食を楽しんでいる外国人の方も多いでしょう。なかには、日本食がきっかけで、日本に住むことを決めた人もいるかもしれません。
この記事では、外国人の方に特に人気が高い「お寿司」を紹介します。お寿司の食べ方やマナー、お寿司のお店で使われる言葉も説明します。
日本で本場のお寿司を楽しみたいけれど、日本語や食べ方、注文のマナーに不安がある方は参考にしてください。
この記事の目次
外国人の方に日本食が人気な理由とは?
日本食は外国人の方にとても人気です。農林水産省が公開している資料では、「好きな外国料理」のアンケートで日本料理が1位になっています。
外国人の方に人気が高い日本食は、お寿司、刺身、ラーメン、うどん・そば、焼き鳥、すき焼きです。
日本食が外国人の方に好まれる主な理由は、以下のとおりです。
- 健康的な栄養バランス
- 新鮮な食材と食材の良さを引き出す調理
- 食材や見た目から伝統や文化、季節が感じられる
農林中央金庫のアンケートでは、「日本食が好き」と答えた人は94.1%でした。
多くの外国人観光客が「日本食は美味しい」と答えています。
なかでも人気が高い「お寿司」
農林中央金庫は、外国人の方1,200人にアンケートを行いました。「最もおいしかった日本の料理は?」という質問で、1位になったのは「お寿司」です。
さらに、「また日本に行ったら食べたいものは?」という質問でも、お寿司が1位になりました。
外国人の方が日本食を好きな理由は、次のとおりです。
- 味が好き
- 食材が新鮮
- 健康に良い
「自分の国で食べる日本料理と、日本で食べる日本料理は違う」という回答も多くありました。また、「日本で食べる日本食のほうが美味しい」と答えた人も80%以上いました。
お寿司は外国人観光客に「最も美味しかった日本料理」と評価されています。生魚を食べる習慣がない方でも、日本に来たら一度は食べてみる価値があるでしょう。
お寿司の注文方法
日本では、いろいろな場所でお寿司を食べられます。ただし、お店のタイプによって、注文の方法や食べ方のスタイルが違います。
お寿司のお店は、主に次の2つのタイプがあります。
- 回転寿司
- カウンター寿司
また、お店にはテーブル席やお座敷がある場合もあります。お座敷は、靴をぬいで座る日本のスタイルの席です。
それぞれの特徴と注文方法を紹介します。
回転寿司の注文方法
回転寿司は、お寿司がベルトコンベヤーで回っているお店です。自分が座っている席の前までお寿司が流れてくるので、好きなお寿司を取って食べられます。
回転寿司のお店での基本の流れは、次のとおりです。
- お店に入り、席に案内される
- レーンの上に流れているお寿司を取って食べる
- レーンの上にお寿司が流れない場合は、タッチパネルで注文する(多言語対応店舗が多い)
- 食べ終わったら皿の数を数える
- レジで会計する(セルフレジ導入店舗もある)
お会計の方法は、お店によって違います。タッチパネルで注文するお店では、注文の記録で料金が計算されます。
一方、お皿の色や柄で値段を計算するお店もあります。店員が皿を数える場合もあります。最近では、機械が自動で数える店も増えています。
回転寿司のお店で使えるフレーズは、次のとおりです。
| 日本語 | 英語 |
|---|---|
| おすすめはどれですか?(osusume wa dore desuka?) | What do you recommend? |
| これは何ですか?(kore wa nan desuka?) | What is this?/What kind of fish is this? |
| わさび抜きでお願いします(wasabi nuki de onegai simasu) | Without wasabi, please. |
| お会計お願いします(okaikei o onegai simasu) | Can I get the bill, please? |
| クレジットカードは使えますか?(credit cards wa tukae masuka?) | Do you take credit cards? |
カウンター寿司の注文方法
カウンター寿司は、カウンター席で食べるお寿司のお店です。回転寿司のようにお寿司は回っていません。
職人が目の前でお寿司を作ってくれます。目の前のネタを見ながら注文したり、おすすめを聞いたりできる点が特徴です。その場で握ってもらえるため、できたてのお寿司を楽しめます。お店によって雰囲気はさまざまですが、日本らしい食事の体験ができる点も特徴です。
なお、すべてのお店がカウンター席だけではありません。テーブル席やお座敷があるお店もあります。また、最近は立って食べる「立ち食い寿司」のお店も増えています。
カウンター寿司の基本の流れは、次のとおりです。
- 席に座る
- メニューを見て職人に注文する
- 職人がお寿司を握る
- 注文したお寿司が順番に提供される
- 「お会計お願いします」と伝えて会計する
最近は、多言語のメニューを用意しているお店も増えています。しかし、日本語だけのお店もあるので注意しましょう。
カウンター寿司には、「おまかせ(omakase)」という注文方法があります。「おまかせ」と伝えると、職人が旬の魚を使ったお寿司などおすすめのお寿司を出してくれます。英語は「Chef’s choice」です。
なお、カウンター寿司では「時価(market price)」で商品があります。時価とは、その日の仕入価格で値段が決まるという意味です。そのため、メニューに値段が書かれていないことがあります。
値段が心配なときは、注文する前に聞いても問題ありません。値段を聞くことは失礼にはあたりません。また、「予算」を伝える方法もあります。
たとえば、「予算は1万円です。1万円以内で握ってもらえますか?(My budget is about 10,000 yen.Can you make sushi within 10,000 yen?)」と伝えると、その範囲でお寿司を出してもらえます。
カウンター寿司では「お通し」が出るお店もあります。
お通しは、小さな料理を最初に出すサービスです。この場合、お寿司の料金とは別に席料がかかります。
お寿司でよく使われる専門用語
日本の寿司店では、普段あまり聞かない言葉が使われることがあります。これらは「寿司用語」と呼ばれます。
以下では、お寿司を食べるときや、お寿司のお店でよく使われる言葉と意味を紹介します。
| 寿司用語 | 意味 |
|---|---|
| シャリ(syari) | お寿司のお米の部分 酢飯(お酢を混ぜたお米)のこと |
| ネタ(neta) | お寿司の魚や貝など、シャリ(酢飯)の上に乗せる魚や貝などの具材のこと |
| アガリ(agari) | お寿司を食べるときに出るお茶 |
| ガリ(gari) | お寿司と一緒に出る、甘いお酢につけてある生姜 |
| おまかせ(omakase) | 職人にネタを任せて握ってもらうこと |
これらは、お寿司のお店でよく使われる言葉です。覚えておくと、お店で注文するときなどに役立ちます。
外国人の方が知っておきたいお寿司の食べ方
次に、お寿司を食べるときの基本の食べ方やマナーを紹介します。
- 食べるときは箸でも手でもどちらもOK
- わさびが必要ない場合は事前に伝える
- ガリ(生姜)はお寿司とお寿司の合間に食べる
- ネタに醤油をつけて一口で食べる
日本でお寿司を食べる予定がある外国人の方は参考にしてください。
食べるときは箸でも手でもどちらもOK
にぎり寿司や巻き寿司は、箸でも手でも食べられます。
特にカウンターのお店では、手で食べる人も多いです。手で食べると、お寿司の形が崩れにくいという良い点もあります。
箸に慣れている人は、箸で食べても問題ありません。自分が食べやすい方法で食べてください。
わさびが必要ない場合は事前に伝える
日本のお寿司では、職人が最初からわさびを入れることがあります。
回転寿司では、わさびが入っていないお寿司も多いです。その場合は、テーブルのわさびを自分で入れます。
わさびが苦手な場合は、注文するときに「わさび抜きでお願いします」と伝えます。
わさび抜きをお願いすることは失礼ではありません。
ガリ(生姜)はお寿司とお寿司の合間に食べる
お寿司を食べるときには、「ガリ」が一緒に出されます。ガリは、生姜を薄く切って甘いお酢につけたものです。
ガリは、口の中の味をリセットするために食べます。
お寿司を食べたあとに、少しガリを食べます。そうすると、次のお寿司の味を新しい気持ちで楽しめます。
また、軍艦巻きに醤油をつけるときは、ガリを使って醤油をネタに軽くつける方法もあります。
ネタに醤油をつけて一口で食べる
お寿司に醤油をつけるときは、シャリではなくネタにつけます。
シャリに醤油をつけると、お寿司が崩れやすくなります。また、シャリが醤油を吸いすぎて味が濃くなることがあります。
にぎり寿司は、一口で食べることを前提に作られています。途中でかじると、ネタとシャリが崩れやすくなります。
無理のない範囲で、できるだけ一口で食べましょう。
外国人の方におすすめのお寿司のネタは?
外国人の方に人気のお寿司のネタの例は、次のとおりです。
| ネタの名前 | 英語 |
|---|---|
| マグロ(鮪) | Tuna |
| カツオ(鰹) | Bonito |
| サバ(鯖) | Mackerel |
| イワシ(鰯) | Sardine |
| サーモン(鮭) | Salmon |
| エビ(海老) | Prawn/Shrimp |
国によって、よく食べる魚の種類は違います。そのため、お寿司のネタの中には、はじめて見る魚や具材もあるでしょう。
マグロやサーモンは、味にクセが少ない魚です。多くの国で食べられているため、人気があります。
日本でお寿司を食べるときは、食べやすいネタから食べましょう。生魚が苦手な場合は、火で少し表面を焼いた炙り寿司から試す方法もあります。
慣れてきたら、ウニ、イクラ、穴子などにも挑戦してみてください。
「お寿司」の種類
お寿司には、作り方や見た目によって、いろいろな種類があります。
- にぎり寿司
- 巻き寿司・手巻き寿司
- 軍艦巻き
- 回転寿司
- ちらし寿司
- 押し寿司
にぎり寿司
にぎり寿司は、日本のお寿司のなかで最も基本的な形です。酢飯を手で軽く握り、その上に生魚や貝、卵焼きなどのネタをのせたお寿司を「にぎり寿司」と呼びます。
一般的に「お寿司」と言うと、にぎり寿司を指すことが多いです。にぎり寿司は、素材そのものの味を楽しめる点が特徴です。
巻き寿司・手巻き寿司
巻き寿司は、酢飯と具材を海苔で巻いたお寿司です。複数の具材を巻いたお寿司を「太巻き」、ひとつの具材だけを巻いたお寿司を「細巻き」と呼びます。
また、海苔に酢飯や具材をのせて、自分で巻いて食べるスタイルを「手巻き寿司」と呼びます。手巻き寿司は、具材の組み合わせを自由に楽しめます。野菜や調理済みの食材が使われることもあります。
巻き寿司や手巻き寿司は、見た目が華やかな点が特徴です。パーティーや家庭料理としても人気があります。
アメリカなどで食べられている「カリフォルニアロール」も、巻き寿司の一種です。日本ではお米の外側に海苔を巻きますが、カリフォルニアロールはお米の内側に海苔を巻く「裏巻き」の巻き寿司です。
軍艦巻き
軍艦巻きは、酢飯の周りを海苔で囲み、その上に具材をのせたお寿司です。主にイクラ、ウニ、ネギトロなど、形が崩れやすい食材は軍艦巻きで提供されます。
軍艦巻きという名前は、見た目が軍艦(warship)に似ていることから付けられました。
ちらし寿司
ちらし寿司は、器に入れた酢飯の上に魚介類や卵、野菜などを散らしたお寿司のことです。見た目が華やかな点が特徴です。
ちらし寿司は、ひな祭り(日本の季節の行事)の食べ物としても知られています。
ちらし寿司では、いろいろな具材を一緒に食べます。にぎり寿司より自由に食べられる点や、一皿で多くの味を楽しめる点が魅力です。
押し寿司
押し寿司は、木の型(押し型)に酢飯と具材を入れ、上から押して形を整えたお寿司です。
神様にお供えした米と、塩をふりかけた魚を箱に入れてから切り分けて食べていたことが、押し寿司のはじまりとされています。現在では、スーパーやデパートでも販売されています。
また、日本文化を体験するイベントとして、外国人観光客向けの押し寿司作り体験が行われることもあります。
外国人の方がお寿司を楽しむためのお店の選び方
お寿司はさまざまな種類があります。店舗によって特徴も違います。ここでは、お寿司のお店のタイプと、それぞれどのような人に向いているかを紹介します。
- 気軽に楽しむなら回転寿司
- 本格体験ならカウンター寿司
- 鮮度重視なら魚市場
気軽に楽しむなら回転寿司
回転寿司は、お寿司がベルトコンベヤーで流れてくるタイプのお店です。日本では家族向けのチェーン店として展開している企業が多くあります。
回転寿司は、外国人の方が日本で気軽にお寿司を楽しむのに向いています。好きなお皿を自由に取れるため、日本語が得意でない方でも利用しやすいです。
また、お皿の種類によって値段が決まっているため、料金が分かりやすい点も特徴です。一皿ごとに価格が決まっているお店が多く、安心して食べられます。
お寿司やドリンクはタッチパネルで注文できます。多くのお店では英語や多言語表示に対応しています。日本ではじめてお寿司を食べる方や、日本語に不安がある方でも利用しやすいです。
さらに、家族向けのカジュアルな雰囲気なので、食べ方やマナーに強く気を使う必要はありません。回転寿司のチェーン店は日本全国にあり、外国人観光客にも人気です。
そのほか、お寿司以外にも揚げ物やスイーツ、ラーメンなどを提供するお店も多くあります。お店によっては、お寿司の注文数に応じてグッズがもらえるなど、家族で楽しめる工夫がされています。
本格体験ならカウンター寿司
カウンター席のお寿司屋では、職人が目の前でお寿司を握る様子を見ながら食事を楽しめます。職人がネタ(お魚や具材)の説明をしたり、おすすめのネタを教えてくれたりすることもあります。
職人に「おまかせ」と伝えると、職人が選んだおすすめの寿司を順番に出してくれることがあります。
最近では、外国人の方向けに外国語メニューを用意しているお店も増えています。
鮮度重視なら魚市場
魚市場は、魚介類を取引する市場です。魚市場は港の近くにあり、新鮮な魚や貝が集まります。
魚市場の近くにある寿司店では、新鮮なネタを使ったお寿司を楽しめます。朝に水揚げされた魚が使われることも多く、鮮度の良さを感じられる点が特徴です。
市場は観光地としても人気があり、お寿司以外の日本食を楽しめることもあります。新鮮な魚を食べたい方には、魚市場がおすすめです。
日本にある魚市場のなかでも、次の市場は外国人観光客にも人気です。
| 魚市場の名前 | 場所 |
|---|---|
| 豊洲市場 | 東京都江東区豊洲6丁目6−1 |
| 築地場外市場 | 東京都中央区築地4丁目 |
| 黒門市場 | 大阪府大阪市中央区日本橋2丁目 |
東京都は外国人観光客が多い地域です。そのため、豊洲市場や築地場外市場には多くの外国人観光客が訪れます。
多言語に対応している店舗もあり、日本語が苦手な方でも新鮮なお寿司や海鮮丼などの日本食を楽しめます。
黒門市場は、大阪の中心地である難波駅の近くにあります。道頓堀や大阪城などの観光地も近く、多くの外国人観光客が訪れています。
まとめ
日本食は、味や鮮度、見た目の美しさなどの理由から、外国人の方に人気があります。日本食のなかでも、お寿司は特に人気が高い料理です。
お寿司は、日本の文化や習慣も一緒に楽しめる食べ物です。酢飯と新鮮な魚介類を使ったシンプルな料理で、素材の味を楽しめます。
日本では、外国人観光客が増えているため、外国人の方でも利用しやすいお寿司店も増えています。
日本に滞在しているなら、回転寿司、カウンター寿司、魚市場などを訪れてみると良いでしょう。
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