外国人の方向けに「ふるさと納税」をわかりやすく解説|利用条件や手続き方法、注意点を紹介

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外国人の方向けに「ふるさと納税」をわかりやすく解説|利用条件や手続き方法、注意点を紹介

日本で働いている外国人の方のなかには、「ふるさと納税は外国人でも利用できる?」「ふるさと納税を利用すると税金の控除を受けられる?」「ふるさと納税にはどんなメリットがある?」と気になっている人もいるでしょう。

この記事では、ふるさと納税を利用するときの注意点も、わかりやすく説明します。ふるさと納税に興味がある外国人の方は、ぜひ参考にしてください。

外国人の方でも「ふるさと納税」はできる?利用条件を解説

ふるさと納税は、日本人だけが利用できる制度ではありません。外国人の方でも利用できます

外国人の方でも、日本で働いて給料を受け取り、住民税や所得税を支払っている人であれば、ふるさと納税をするメリットがあります。

住民税や所得税は、日本で収入がある人が払う税金です。

ふるさと納税では、応援したい自治体に寄付ができます。自治体とは、地域を管理している役所のことです。寄付とは「ドネーション(Donation)」のことです。

条件を満たせば、ふるさと納税をすることで、その年の所得税や、次の年の住民税から控除される場合があります。

多くの自治体は、ふるさと納税をしてくれた人に、お礼の品を用意しています。お礼の品には、日本で作られた有名な食べ物や日用品があります。

でも、ふるさと納税は、誰にでもメリットがあるわけではありません。ふるさと納税を利用するなら、前もってふるさと納税のメリットを受ける条件を確認しておく必要があります。

日本に来たばかりの人や、仕事でもらっているお金が少ない人は、ふるさと納税のメリットが小さい場合もあるため、注意が必要です。

「ふるさと納税」はどんな制度?仕組みをわかりやすく解説

ふるさと納税とは、自分が応援したい日本の自治体に寄付しながら、税金の控除(こうじょ)を受けられる制度です。控除とは、支払う税金を少なくする仕組みです。

ふるさと納税をすると、その年の所得税や、次の年に払う住民税から控除される場合があります。さらに、ふるさと納税をすると、自治体からお礼の品をもらえます

つまり、ふるさと納税は、自治体にお金を寄付すると、税金の控除を受けられ、お礼の品がもらえる制度です。そのため、ふるさと納税はメリットが多い制度として、日本人にも注目されています。

でも、ふるさと納税では、原則として、2,000円は自分で払う必要があります。この2,000円は、ふるさと納税をする人なら誰でも払う必要がある、手数料のようなものです。

たとえば、あなたがふるさと納税サイトで30,000円のお礼の品を選んだとします。30,000円から2,000円を引いた28,000円が、住民税や所得税から控除される可能性がある金額です。

項目 金額
ふるさと納税サイトで寄付した金額(選んだお礼の品の金額) 30,000円
ふるさと納税をした人が払う必要がある金額 -2,000円
税金から控除できる金額の上限 28,000円

ふるさと納税で控除できる金額は、年収や家族の人数によって決まります。決められた金額を超えて寄付した分のお金は、税金から引かれず、自分で払うことになるため注意しましょう。

ふるさと納税をする前に、自分に住民税や所得税があるか、また、どのくらいの金額まで控除できるかを確認することが大切です。

外国人の方がふるさと納税のメリットを受けるための条件

外国人の方が、ふるさと納税でメリットを受けるための条件は、以下の2つです。

  • 日本で住民税や所得税を払っている
  • 日本国内に住んでいて住所がある

それぞれ詳しく説明します。

日本で「住民税」や「所得税」を払っている

外国人の方が、ふるさと納税の税金メリットを受けるためには、日本で住民税や所得税を払っている必要があります

ふるさと納税は自治体への寄付なので、外国人の方でも利用できます。しかし、多くの人がふるさと納税をする理由は、寄付したお金の一部が、税金から引かれるためです。

そのため、日本で税金を払っていない人は、差し引く税金がないため、控除のメリットを受けられません。

たとえば、日本の会社で働いており、住民税や所得税を払っている外国人の方は、ふるさと納税をするとメリットを受けやすいでしょう。

一方、日本に来たばかりの外国人の方や、もらっているお金が少なく、税金を払わなくて良い人は、注意が必要です。ふるさと納税はできますが、メリットが少ない可能性があります。

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日本国内に住んでいて住所がある

外国人の方がふるさと納税を利用する場合は、日本に住んでいて、住所があることも大切なポイントです。

ふるさと納税の控除は、日本の税金に関係するものです。そのため、日本で生活している人がメリットを受けやすくなるように作られています。

日本に住んでいない外国人の方でも、ふるさと納税として寄付をすることはできます。しかし、日本の税金を払っていないため、控除のメリットは受けられません。

さらに、ふるさと納税をしたお礼にもらえる品は、日本の住所に送られることが多く、海外発送に対応していないことがほとんどです。海外に住んでいる方や、近いうちに帰国予定がある方は、お礼の品がもらえない可能性があるため、注意しましょう。

また、住民税は、毎年1月1日時点で日本に住所があり、一定以上の収入がある人にかかる税金です。たとえば、2027年1月1日の時点で日本に住所がない場合、2027年の住民税はかかりません。

帰国するタイミングによっては、ふるさと納税のメリットがなくなることもあるため、注意しましょう。

外国人の方が「ふるさと納税」をするメリット

外国人の方が「ふるさと納税」をするメリット

外国人の方がふるさと納税をするメリットは以下のとおりです。

  • 税金の控除を受けられます
  • 寄付した自治体から、お礼の品をもらえます
  • 寄付したお金を何に使うか、選べます

それぞれ、わかりやすく説明します。

税金の控除を受けられます

ふるさと納税は、税金の控除を受けられる制度です。ふるさと納税をすると、寄付したお金の一部が、払う必要がある税金から引かれます。

でも、控除できる金額は、あなたの年収や家族の人数によって決まります。

決められた範囲内なら、自分で負担するお金は2,000円だけです。残りの金額は、住民税や所得税から控除される場合があります。

もし決められた範囲を超えて寄付すると、自分で負担するお金が大きくなるので注意しましょう。ふるさと納税をする前に、自分の「控除できる上限額」がどのくらいか、確認することが大切です。

「控除できる上限額」は、ふるさと納税サイトにある「シミュレーション(Simulation)」を使って、かんたんに調べることができます。

あなたや家族の年収、家族構成などを入力するだけで、「控除できる上限額」を計算してくれます。

「控除できる上限額」の金額でふるさと納税を行なうと、あなたが払うお金は2,000円だけです。残りを税金から控除でき、お礼の品ももらえます。

寄付した自治体から、「お礼の品」をもらえます

ふるさと納税をすると、寄付した自治体からお礼の品をもらえます。日本では「返礼品」といわれています。

多くの自治体では、その地域の有名な食べ物や、日用品をお礼の品として用意しています。地域で有名なものをもらえるので、日本を知るきっかけにもなるでしょう。

お礼の品は自治体によって違います。季節によって、お礼の品が変わることもあります。お礼の品を選ぶ楽しみがあるのも、ふるさと納税のメリットです。

寄付したお金を「何に使うか」を選べます

ふるさと納税のメリットは、税金の控除やお礼の品だけではありません。寄付したお金を何に使うか、自分で選べることも、大きな特徴です。

寄付されたお金の使い方は、自治体によってさまざまです。たとえば、以下のようなものがあります。

寄付されたお金の使い方 意味
子育て支援 こどもを助ける活動のこと
教育 学校や勉強を助ける活動のこと
医療 病院や健康を守るための活動のこと
防災 地震や台風から町を守る活動のこと
環境保護 海や山を守る活動のこと
地域活性化 町を元気にするための活動のこと
文化財の保護 昔からある建物や文化を守る活動のこと

たとえば、海や山を守りたい人は「環境保護」を選びましょう。こどもを大切にしたい人は「子育て支援」や「教育」を選びます。

自分の考えにあわせて、応援したい自治体や、応援したい活動に寄付できる点は、ふるさと納税の大きな特徴です。

税金の控除やお礼の品を受けながら、社会の役に立つ活動に参加できます。

「ふるさと納税のメリットを受けやすい人」と「注意が必要な人」

ふるさと納税は、誰でも利用できる制度です。

しかし、紹介したとおり、税金の控除を受けたり、お礼の品をもらったりするためには、条件を満たす必要があります。

大切なポイントは、以下の3つです。

  • 日本で住民税や所得税を払っている
  • 日本に住んでいて、住所がある
  • 控除できるだけの税金を払っている

日本で長く働いていて、収入があり、税金を納めている人は、この3つの条件にあてはまりやすいため、ふるさと納税のメリットを受けやすいでしょう。

たとえば、以下の在留資格で日本に住んでいる人は、ふるさと納税をすると、メリットを受けられる可能性が高いです。

  • 永住者
  • 日本人の配偶者
  • 技術・人文知識・国際業務
  • 技能実習
  • 特定技能

一方、日本で働いていない人や、もらっているお金が少ない人は、ふるさと納税をするメリットが少ない可能性があります。

たとえば、以下の在留資格で日本にいる人は、ふるさと納税をしても、メリットが少ない可能性が高いです。

  • 短期滞在
  • 家族滞在
  • 留学
  • 研修

でも、これらの在留資格でも、日本で働いてお金をもらっており、税金を払っている人は、ふるさと納税のメリットを受けられることがあります。

そのため、大切なのは、「日本で税金(住民税や所得税)を払っているかどうか」を確認することです。

ふるさと納税で人気の高い「お礼の品」

ふるさと納税サイトでは、たくさんの種類のお礼の品が用意されています。お礼の品のなかでも、人気の高いものは以下のとおりです。

人気の高いお礼の品 具体的な例
お米 日本で有名なブランドのお米
フルーツ いちご、メロン、ぶどう
魚類 サバ、うなぎ、かつお、エビ、サーモン
お肉 和牛、ハンバーグ、豚肉
飲みもの 水、お茶、ジュース
お酒 ビール、ワイン、ウイスキー
生活で使うもの トイレットペーパー、ティッシュ

たとえば、和牛は日本で育てられた牛から作られたお肉で、外国人の方にも人気が高い食べものです。

お礼の品は種類がたくさんあるので、ふるさと納税ができるサイトで確認してみましょう。

外国人の方向けのふるさと納税のやり方・申請方法

外国人の方向けのふるさと納税のやり方・申請方法

次に、ふるさと納税をするときの流れを紹介します。

  • 税金の控除を受けられる上限額を確認しましょう
  • ふるさと納税サイトを選びましょう
  • ふるさと納税をする自治体や、お礼の品を選びましょう
  • ふるさと納税を申し込みましょう
  • 税金の控除を受けるために、申請手続きを行いましょう

ふるさと納税をするときの参考にしてください。

税金の控除を受けられる上限額を確認しましょう

ふるさと納税によって控除できる金額は、以下の内容で変わります。

項目 意味
年収 1年間でもらったお金の合計
家族構成 いっしょに生活している家族の人数や関係
扶養の有無 自分のお金でいっしょに生活している家族がいるかどうか
ほかの控除 ふるさと納税以外の控除

これらの情報をもとに、控除できる金額が決まります。決められた控除できる金額を超えて寄付すると、超えた分のお金は税金から引かれず、自分で負担することになるので注意しましょう。

ふるさと納税サイトの多くでは、年収や家族構成などを入力するだけで、控除できる金額を簡単に計算してくれるサービスが無料で使えます。

ふるさと納税をする前に、控除できる金額を確認しておきましょう。

ふるさと納税サイトを選びましょう

控除できる金額を調べたら、次はふるさと納税サイトを選びます。日本には、複数のふるさと納税ができるサイトがあります。

ふるさと納税ができるサイトによって、以下の違いがあります。

  • 選べる自治体の数
  • お礼の品の種類
  • サイトの見やすさや使いやすさ
  • サイト独自のサービス

たとえば、日本語に不安がある外国人の方は、画面が見やすいサイトや、説明がわかりやすいサイトを選ぶことをおすすめします。

一部のふるさと納税サイトでは、日本語だけでなく、英語や中国語など、複数の言語に対応していることもあります。

ふるさと納税をする自治体や、お礼の品を選びましょう

使うふるさと納税サイトを決めたら、寄付したい自治体と、お礼の品を選びます。

ふるさと納税では、自分の住んでいる場所の自治体ではなくても選ぶことができます。自分が応援したい自治体を、自由に選びましょう。

たとえば、旅行で行った気に入った場所や、住んでみたい地域の自治体を選ぶ人もいます。また、地震や台風の被害にあった地域を応援するために、その地域の自治体を選ぶ人もいます。

自分が食べてみたいものや、興味がある品物があるなど、お礼の品から寄付する自治体を選ぶのも良いでしょう。

ふるさと納税を申し込みましょう

寄付する自治体とお礼の品を決めたら、ふるさと納税の手続きを行います。手続きは難しくありません。

インターネットショッピングで商品を買うときの手順でふるさと納税ができます。

  • 金額を確認して支払いの方法を選ぶ
  • 名前や住所、電話番号を入力する
  • 支払いを行う

支払いの方法は、クレジットカードや銀行振込、電子決済が用意されている場合が多いです。支払い方法の種類は、ふるさと納税サイトによって異なる場合もあります。

外国人の方は、住民票に登録している住所を入力することが大切です。住民票とは、日本で住んでいる場所を登録した書類のことです。

ふるさと納税をすると、ふるさと納税をしたことを証明する書類が、家に送られてきます。この書類は、税金を控除するときに必要な書類です。

住所が違うと、ふるさと納税をしたことを証明する書類が家に届かないことがあります。注意しましょう。証明する書類は、データで受け取れることもあります。

受け取り方法は、ふるさと納税サイトで確認しておきましょう。

税金の控除を受けるために、申請手続きを行いましょう

ふるさと納税を行っただけでは、税金は控除されません。税金の控除を受けるためには、ふるさと納税とは別の手続きが必要です

手続きの方法は「確定申告」と「ワンストップ特例制度」の2つがあります。

「確定申告」とは、払う税金の金額を自分で計算して、国に知らせる手続きのことです。

「ワンストップ特例制度」とは、会社から給料をもらっている人が、確定申告をせずに、ふるさと納税の控除を受けられるようにするためのものです。

会社から給料をもらっている人で、ふるさと納税をする自治体が5つ以下の人は、ワンストップ特例制度が使えます。

ワンストップ特例制度を使うと、手続きが簡単になるため、便利です。

最近は、かんたんにワンストップ特例制度の申請ができるふるさと納税サイトも増えています。ワンストップ特例制度に必要な手順をわかりやすく教えてくれるため、活用してみるとよいでしょう。

一方、以下の人は、確定申告で控除の手続きが必要です。

  • 自分で事業をしている人
  • 複数の会社で仕事をしている人
  • ほかの控除も受ける人
  • 6つ以上の自治体にふるさと納税を行った人
  • ワンストップ特例制度を使うことを忘れてしまった人
  • 1年間の給料が2,000万円を超える人

ワンストップ特例制度を使うときは、ふるさと納税をした次の年の1月10日までに、自治体に申請書が届く必要があります。

寄付した自治体に、ワンストップ特例制度を使うための手続きを行いましょう。手続きの方法は、オンラインで行う方法と、書類を送って行う方法があります。

税金の控除を受けるための手続きを自分で理解することが難しい人は、ふるさと納税に詳しい会社の人や、住んでいる地域の自治体に相談しましょう。

申請方法ごとの「必要な書類」を確認しよう

税金の控除を受けるときに必要なものは、「確定申告」と「ワンストップ特例制度」で違います。

確定申告で手続きを行うときに必要なものは、以下のとおりです。

必要なもの 意味
確定申告書類 1年間の収入から、払う税金を計算して、税金の金額を国へ知らせるための書類
源泉徴収票 もらった給料や、払った税金が書かれた書類。働いている会社からもらうことができる
寄附金受領証明書 ふるさと納税で寄付したことを証明する書類
マイナンバーカードおよび本人確認書類 本人であることを確認するための書類
還付金を受け取るための銀行口座の情報 戻ってくるお金があるときに、お金を受け取るための銀行口座の情報

ワンストップ特例制度で手続きを行うときに必要な書類は、以下のとおりです。

必要なもの 意味
ワンストップ特例制度の申請書 ワンストップ特例制度を使うために、自治体へ出す書類
マイナンバーカードおよび本人確認書類 本人であることを確認するための書類

必要な書類がそろっていないと、税金の控除を受けられない場合があります。また、手続きができる期間は決められているため、早めに準備をしましょう。

外国人の方が「ふるさと納税」をするときの注意点

ふるさと納税をするときは、以下のことに注意してください。

  • 日本に来て1年目の人は、メリットが少ないことがある
  • 控除の上限を超えて寄付すると、自己負担が増えることがある
  • お礼の品が届くまで、数ヶ月かかることがある
  • ふるさと納税は税金を大きく減らす制度ではない
  • 寄付したあとには、控除の手続きが必要
  • 租税条約で税金が変わることがある

それぞれ詳しく説明します。

日本に来て「1年目の人」はメリットが少ないことがある

外国人の方が日本に来て1年目だと、ふるさと納税のメリットが少ない可能性が高いです。

たとえば、日本で働きはじめたばかりで、もらっているお金が少ない人や、1年の終わりごろ(11月や12月ごろ)に日本に来て働きはじめた人は注意しましょう。

働いて得たお金が少ないと、払う必要がある住民税や所得税の金額も少なくなります。

払う税金が少ないと、ふるさと納税の効果も小さくなります。ふるさと納税はできますが、税金を控除できる金額が少ない可能性が高いです。

控除の上限を超えて寄付すると「自己負担」が増えることがある

ふるさと納税のメリットを受けられるかは、1年間で稼いだ金額や、家族の人数によっても変わります。

ふるさと納税サイトでは、控除できる金額を計算できるサービスがあります。ふるさと納税を利用する前には、控除できる金額を確認しておきましょう。

たとえば、会社で働いている知り合いと同じくらいのお金をもらっていても、家族の人数によって、控除される金額が変わることもあります。

周りの人が控除される金額ではなく、自分が控除できる金額を確認することが大切です

控除できる金額を確認する方法がわからない人は、会社の人や、住んでいる地域の自治体に相談してください。

お礼の品が届くまで数ヶ月かかることがある

ふるさと納税でもらえるお礼の品は、届くまでに時間がかかります

人気の品物は、届くまでに1ヶ月~2ヶ月くらいかかることもあります。品物によっては、6ヶ月以上届かないこともあるので注意しましょう。

たとえば、フルーツやお米は、作られる季節が決まっています。そのため、ふるさと納税をしたあと、すぐに送られてこないこともあります。

別の家や地域に引越して住所が変わる人や、自分の国に帰る予定がある人は注意してください。お礼の品を受け取れない可能性があります。

ふるさと納税は税金を大きく減らす制度ではない

ふるさと納税は、払う税金を少なくするための制度ではありません。日本では、払う税金を少なくすることを「節税」といいます。ふるさと納税は、一般的な節税とは少し違います。

ふるさと納税で寄付したお金の一部が、払う予定のある税金から差し引かれる仕組みです。つまり、ふるさと納税は「寄付したお金の一部が、あとで税金から控除される仕組み」です。

また、控除できる金額を超えた分は、税金から引かれず、自分で払うことになる点にも注意してください。

寄付したあとには「控除の手続き」が必要

ふるさと納税したあとは、控除に必要な手続きを行いましょう

控除の手続きをしなかったり、忘れたりすると、控除を受けられません。

控除の手続きを忘れた場合、あとから手続きすることもできますが、別の書類が必要になって、手続きが難しくなります。

控除の手続きの方法は、「確定申告」と「ワンストップ特例制度」の2つがあります。

会社で働いており、寄付する自治体が5つ以下の人は、「ワンストップ特例制度」が使えます。

「ワンストップ特例制度」を使えば、必要な書類を自治体に送るだけで、簡単に控除の手続きができます。

控除の手続きが難しいときは、会社の人や、住んでいる地域の自治体に相談してください。

租税条約で税金が変わることがある

外国人の方がふるさと納税を検討するときは、日本と自分の国との間に「租税条約」があるか、確認してください。

租税条約とは、2つの国で重ねて税金がかからないようにするための、国どうしの約束です。

日本と租税条約がある国から来ている外国人の方は、日本にいる長さや働き方によって、払う税金が少なくなる場合があります。

租税条約の内容は、締結している国ごとに違います。払う税金の金額が変われば、ふるさと納税にも影響する可能性があります。

自分の国と日本の間に、租税条約があるかどうかわからないときは、会社の人や、住んでいる地域の自治体に相談してください。

外国人の方のふるさと納税でよくある質問

外国人の方のふるさと納税でよくある質問

ふるさと納税に関するFAQを紹介します。

  • 留学生やアルバイトでもふるさと納税はできますか?
  • 英語に対応しているふるさと納税サイトはありますか?
  • 自分の国に帰る予定があっても、ふるさと納税はできますか?

同じことで困っている人は、参考にしてください。

留学生やアルバイトでもふるさと納税はできますか?

留学生やアルバイトでも、ふるさと納税はできます。ふるさと納税は「寄付」のため、誰でもできる制度です。

でも、税金の控除のメリットを受けられる人は、住民税や所得税を払っている人です。

収入が少なく、払う税金が少ない人や、税金を払わなくて良い人は、ふるさと納税のメリットが小さいため、注意しましょう。

英語に対応しているふるさと納税サイトはありますか?

一部のふるさと納税サイトや自治体ページでは、英語に対応しています。でも、日本語のみのサイトも多いため、事前に確認しましょう。

英語に対応していないサイトでも、ブラウザの翻訳機能を使えば利用しやすくなります。

自分の国に帰る予定があっても、ふるさと納税はできますか?

帰国する予定がある人でも、ふるさと納税はできます。でも、自分の国に帰るタイミングによっては税金の控除のメリットがないこともあります。

たとえば、住民税は、その年の1月1日に、日本に住所がある人が払う税金です。もし、2026年12月1日にふるさと納税で寄付すると、2027年の住民税が控除されます。

しかし、2027年1月1日時点で日本に住所がない場合、2027年度の住民税はかからない可能性があります。そのため、ふるさと納税のメリットが少なくなります。

また、ふるさと納税をしたあとにもらえるお礼の品は、家に送られてくるまでに時間がかかります。自分の国に帰ってしまうと、受け取れないこともあるので注意しましょう。

まとめ

ふるさと納税で寄付を行うと、寄付金額の一部が税金から引かれます。ふるさと納税をすると、お礼の品をもらえるため、日本人でもメリットが多い制度として使われています。

でも、誰でもメリットを受けられるわけではありません。ふるさと納税でメリットを受けられる人は、住民税や所得税を払っている人です。

日本の会社で働き、日本に住んでいる人なら、ふるさと納税のメリットを受けられる可能性があります。どのくらいの金額を寄付すればメリットがあるかは、年収や家族の人数によっても変わります。

多くのふるさと納税サイトでは、控除できる金額を、前もって確認できます。ふるさと納税をする前に、試してみましょう。

ふるさと納税は、日本人でも仕組みが難しいと感じることがある制度です。よくわからない人は、会社の人や、地域の自治体に相談してください。

なお、Adeccoでは、日本で働きたい外国人の方と、日本の会社をつなぐサポートをしています。たくさんの外国人の方をフォローしてきた経験があるので、日本での生活に困ったときも、丁寧に相談に乗ります。

日本で安心して生活をはじめたいなら、Adeccoへぜひご連絡ください。

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